ITER・BA計画

核融合エネルギーは将来に向けた地球環境問題と調和した永続性のある新しいエネルギー源の有力候補として期待されています。これまで核融合炉開発研究が世 界主要国において精力的に進められ、核融合炉実現の科学的見通しが得られるところまで到達してきました。国際熱核融合実験炉(ITER)計画は、核融合燃 焼プラズマの実現とその制御技術の確立、統合された核融合装置としての技術的成立性の確認により、平和利用のための核融合エネルギーの実現可能性の実証を 目指す大型国際共同プロジェクト(現在の参加国は日本、欧州、ロシア、アメリカ、韓国、中国、インド)です。平成19年(2007年)にITER機構が設 立され、約10年間で装置建設を行い、約20年間の実験を実施する予定です。一方、幅広いアプローチ(BA)活動は、核融合エネルギーの早期実現に向けて 行う活動であり、ITER計画では実証できない核融合材料の開発や中性子照射試験、ブランケットなどの炉工学技術の研究開発、原型炉のための設計活動を実 施します。また、ITER実験を支援するために、サテライトトカマクJT-60SAを用いた核融合プラズマの高性能化をめざす研究開発も実施します。これ らの幅広い研究開発を行うBA 活動はITER計画と共に車の両輪として、原型炉を目指す活動と言えます。
ITER・BA計画が順調に進めば、将来の核融合発電に向けて多くの知見が得られるものと期待され、我が国の核融合炉開発における基盤形成と優秀な人材育成にも繋がると考えられます。
ITER・BA計画については以下のサイトに詳細な説明が掲載されていますので御参照下さい。

TER・BA計画についてサイト