土岐市で開催された「ブック&サイエンスフェス2023」に参加協力しました

 核融合科学研究所は、2020年に自然科学研究機構と土岐市との間に締結された連携協力協定に基づいて、これまでに合計2回子供たちに科学に親しむ機会を提供するイベント「土岐で科学を学ぶ日」にオンラインで参加協力しています。

2022年から、本イベントは土岐市の別の事業である「土岐ブックフェス」と合同でオンサイト開催され、名称も「ブック&サイエンスフェス」に改められました。2023年は9月10日(日)に土岐市役所、土岐市文化プラザ、土岐市図書館において開催されました。当日の午後過ぎからの雨天にもかかわらず、子供連れのたくさんのご家族が御来場され、絵本や、盛りだくさんの企画を通して科学を楽しんでいただけたようでした。

「水中エレベーターを作ろう!」での工作の様子

今年は、自然科学研究機構 アストロバイオロジーセンターの日下部展彦 特任専門員をお招きして、「アストロバイオロジーってなに?~第二の地球を探す~」と題する「ミニかがく講演」が行われ、参加した皆さんは広大な宇宙の中から地球に似た惑星を探す最先端の技術に感心している様子でした。

日下部展彦 特任専門員によるミニかがく講演

そのほか、核融合科学研究所からは屋内の企画として「電子レンジで人工オーロラを見よう!」、「プラズマボールの展示」、「親子で楽しもう!科学の絵本とおもちゃ」を行いました。いずれのブースも人通りがほとんど絶えることなくたいへん盛況でした。

一方、屋外の企画として「しゃぼん玉あそび」、「水中エレベーターを作ろう!」、「けむりの輪で射的」をテントの中で行いました。「太陽黒点を観察しよう」は午前中だけしか行えませんでしたが、雲の狭間から時々太陽が顔を出すときに、明瞭な黒点を観測することができました。子供達だけでなく、大人達も初めて見る黒点の様子に感嘆の声をあげていました。もちろん、核融合科学研究所のマスコットキャラクター「ヘリカちゃん」も会場に登場して、たくさんのご家族と親睦を深めていました。

ヘリカちゃんも大人気でした

(庄司主 プラズマ・複相間輸送ユニット 准教授)