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市民学術講演会を開催しました

 自然科学研究機構核融合科学研究所は、去る11月3日(火)に、セラトピア土岐にて、市民を対象とした学術講演会を開催しました。この講演会は、毎年国際土岐コンファレンス期間中に開催されており、地元市民との学術交流の役割を果たしています。
 今回は、東濃地震科学研究所副首席主任研究員木股文昭氏を講師に招き、「火山噴火のメカニズムとその予知研究の現状―御嶽山におけるケーススタディー―」と題した講演を行い、定員の140名を超える200名の参加があり、前もって用意したサテライト会場も席が埋まる盛況ぶりでした。
 講演では、1979年の有史以来初噴火が起こるまで死火山と思われており、2014年9月27日には水蒸気爆発により多数の犠牲者が出た御嶽山について、過去から現在に至る地震や地殻変動の観測網整備の状況、観測データから予測される噴火モデルの研究状況、噴火の予知に至るまでには現状より高精度で高密度な観測が必要である現状について、他の活火山との比較も交えながら、詳しい解説の配布資料に基づいて丁寧に解説されました。講演後の質疑応答では、参加した市民から「研究には地道な観測が最も重要であることを知り、研究者の活動に敬意を表したい」、「災害予知の実現に向け、今後の研究者の活躍と研究状況の積極的な公開及び行政との緊密な連携に期待している」といった発言が寄せられました。
 また、アンケート結果では「この地域の地震予測についても話を聞きたい」、「宇宙をテーマにした講演もぜひ行ってほしい」、など多くの感想が寄せられ、市民の科学への関心や本講演会への期待が一層高まったことが伺えました。

参加者に丁寧に解説する木股氏