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市民学術講演会「新しいモビリティ社会の実現に向けて」を開催しました

 核融合科学研究所は、11月9日(土)に土岐市産業文化振興センター・セラトピア土岐で、市民学術講演会「新しいモビリティ社会の実現に向けて」を開催しました。講師は、豊田 千寿夫氏(株式会社デンソー 技術企画部 MaaS戦略室長)です。本講演会は、第28回国際土岐コンファレスに続いて、行われました。
 今回の講演会のテーマは「モビリティ」。ちょっと聞き慣れないキーワードにも関わらず、70名の市民の方が足を運びました。直訳すれば「車による移動性」でしょうか?現代社会において、車による移動は、なくてはならない存在と言っても過言ではありません。その現代のモビリティ社会について、また未来に向けてのモビリティ社会に向けて、豊田氏は様々な事例を紹介しながら、興味深い講演をされました。
 特に、今、「100年に一度の大変革」が、自動車社会に押し寄せています。100年前はヘンリー・フォードが自動車の大量生産を始めて、まさに馬車から自動車への大変革の時代でした。そして、人類がその誕生時からどのような移動手段を得てきたか、また、自動車の誕生によって、どのように社会が変革してきたかを話されました。
 そして、今、「100年に一度の大変革」を迎えて、その鍵を握るのがCASE(コネクティッド、自動化、シェアリング、電動化)と言われています。実際、自動車の無人運転の実験が始まり、カーシェアリングのシステムや、スマートフォンのアプリを利用した配車システムも実用化されています。また、MaaS(Mobility as a Service)という、情報通信技術を活用した新たな移動概念のサービスシステムの考え方も生まれてきています。私たちがよく知る、乗換案内やICカード、顔認証の技術などがそれに該当します。また、MaaSという考え方を意識した都市づくりも始まっているとのことです。
 現在も、様々なモビリティ技術が出現する中、わたしたちの生活はどのように変わっていくのか、話を聞きながら興味はつきませんでした。
 講演後の質疑では、「無人カーのセキュリティはどうなっているのか?」、「自動運転で事故が起こった場合、誰が責任を取るのか?」、「電気がたくさん使われるのでは?」など、来たるべき未来に向けて、誰もが疑問に思うような質問が多数あり、豊田氏から、今現在、官民一体となって、疑問に対する答えを見つけているとの回答がありました。最後に竹入所長から、新しいモビリティ社会の実現には、核融合発電が不可欠であるため、研究を進展させたいとの挨拶があり、講演会の幕を下ろしました。

豊田講師による講演の様子
豊田講師による講演の様子
閉会にあたり竹入所長からの挨拶
閉会にあたり竹入所長からの挨拶