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平成21年12月11日
第17回 国際ステラレータ/ヘリオトロン会議
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大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 |
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核融合科学研究所 |
平成21年10月12日から16日までの5日間、米国のプリンストン・プラズマ物理学研究所において「第17回 国際ステラレータ/ヘリオトロン会議」が開催されました。「ステラレータ/ヘリオトロン」とは、ねじったコイルにより発生した磁場のみによってプラズマを閉じ込める方式を指す学術用語です。核融合科学研究所の大型ヘリカル装置(LHD)は、世界最大の「ヘリオトロン」方式の実験装置であり、平成10年の実験開始後、傑出した研究成果を続々とあげ、この分野の研究を国際的にリードしています。今回の会議にも、核融合科学研究所から多数の研究者が参加しました。
本会議は国際エネルギー機関(パリに事務局があります)が後援する、この分野の代表的な国際会議であり、2年に一度、関連する世界の中核研究機関が持ち回りで主催しています。今回は米国において世界10カ国から約120名の研究者を集めて開催され、138の研究発表が行われました。会議は、午前中に総合講演、招待講演と口頭発表、午後は口頭発表とポスター発表という構成でした。核融合科学研究所からは、2件の総合講演、9件の招待講演、2件の口頭講演、14件のポスター発表を行いました。研究の進展を大きく網羅し、課題の整理と評価を担う総合講演は総数4件のうち2件が核融合科学研究所の研究者によるもので、本研究分野におけるLHD実験を軸とした研究の質の高さを示すものと言えます。例えば、総合講演の1件は、LHD実験による成果をもとにして、経済的で効率的な核融合炉実現に関して重要な運転条件である高い圧力を持ったプラズマとその核融合炉領域での研究課題について議論したものです。LHDの実験領域が広がることにより核融合炉でも、好ましいプラズマの性質が維持され、明るい見通しが立てられたことと、今後は、より精密で定量的な検証が重要であることが示されました。また、今回の会議の特徴として、核融合炉のプラズマに関係する物理に加えて、核融合炉建設に向けた核融合炉工学に関する研究発表も目立ちました。本研究所からも、LHDの実験成果を反映した最新の核融合炉の設計案の紹介があり、活発な議論が行われました。
次回は2011年に、オーストラリアで開催される予定です。
以上
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