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平成22年8月9日

Fusionフェスタin Tokyo

 

  大学共同利用機関法人 自然科学研究機構
 

核融合科学研究所

 去る7月24日(土)に、東京お台場にある日本科学未来館において、「Fusionフェスタin Tokyo 〜核融合はここまで来た! ヘリカルが切り拓く未来のエネルギー〜」と題したイベントを核融合科学研究所が開催しました。最近の核融合研究の進展は著しく、夢から現実の目標に変わってきています。国際協力により建設中のイーター(ITER)という実験装置では、実際にプラズマを燃やす研究を目指しています。また、核融合科学研究所における大型ヘリカル装置(LHD)を始めとする核融合研究の進展も著しく、今世紀中頃には核融合発電の実現が期待できる段階に来ています。こうした状況の今、核融合に関連した様々な催しを行い、東京において核融合研究の現状を広く社会・国民に知っていただくため、本イベントを企画・開催しました。
 当日は、核融合に関する連続講演会と様々な科学イベントを催しました。講演会では、NHK「サイエンスZERO」のキャスターである山田賢治アナウンサーに司会進行をお願いして、太陽と星のエネルギーの源である核融合の原理、LHDの成果と学術研究、シミュレーション科学の最前線、イーターの現状、将来のヘリカル型核融合発電所のしくみについての5件の講演が行われました。また、講演の合間には、高速インターネット回線を利用して、研究所の実況ライブ中継を行いました。LHDやその周辺装置、制御室はもちろんのこと、LHDの真空容器内部も東京の講演会場のスクリーンに映し出され、現地リポーターが会場の山田アナウンサーと会話しながら、臨場感あふれてその様子を紹介しました。
 科学イベントでは、ロボット工作、セラミック折り紙といった科学工作教室、磁気浮上超伝導列車、真空実験、プラズマ体験などの科学教室、様々なしくみで電気を作る科学実演教室等を催し、親子連れに好評でした。また、研究所とSSH(スーパーサイエンスハイスクール)活動を通じて交流のある都立科学技術高校からも参加していただき、高校生自らが製作した超伝導列車が実演され、来場者にその原理等を説明していました。
 東京でイベントを開催するのは研究所として初めての試みだったのですが、当日は約1,000名の来場者があり、各企画とも好評でした。多くの来場者は核融合についてほとんど知らなかったようで、今回のイベントに参加して、核融合やプラズマについて多少なりとも理解していただいたようでした。将来のエネルギー源としての核融合とその研究の重要性について広く社会・国民に知ってもらう、という今回のイベントの主旨をさらに生かし、今後も継続してこうした企画を進めていくつもりです。


以上

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