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平成22年9月21日

総研大「夏の体験入学」

 

  大学共同利用機関法人 自然科学研究機構
 

核融合科学研究所

 第7回総研大・核融合科学専攻「夏の体験入学」が8月23日(月)から8月27日(金)までの5日間、核融合科学研究所で開催されました。総研大とは総合研究大学院大学の略で、物理科学研究科・核融合科学専攻が核融合科学研究所内に設置されています。ここでは、将来の核融合研究を担う研究者を養成するため、研究者が教員となって、大学院生の研究を指導しています。「夏の体験入学」は、全国から大学生や高専の学生が集まって、1週間の合宿形式で、最先端の核融合研究を体験してもらうことを目的に、毎年夏に実施しています。これから科学者を目指す学生に核融合研究を肌で感じてもらい、総研大で実際に研究活動を行っている大学院生と交流することで、参加者に進学先として総研大を考えてもらおうと企画しています。そして、ここから将来の核融合発電の実現を担う研究者が多く輩出することを期待しています。
 今年は、北は宮城県、南は鹿児島まで全国から33名の大学生と高専の学生の参加がありました。1日目は核融合入門の講義を受け、大型ヘリカル装置(LHD)を見学するなど、研究体験の準備をしました。2〜4日目の3日間は、課題毎に1〜4人のグループに分かれて、実際に世界最先端の核融合科学研究を体験しました。体験課題には、実験に関するもの、コンピュータ解析・シミュレーションに関するもの、工学に関するものなど、合わせて15のテーマがありました。核融合プラズマを閉じ込める磁場を計測する装置を自作したり、高温超伝導ヘリカルコイルの製作を行ったり、ワールドカップの実況中継からブブゼラの音の成分だけを抽出して消去する、など様々な課題がありました。最終日の5日目には、体験研究の結果を参加者の前で報告する成果発表会を行いました。発表はパソコンを用いたプレゼンテーションにより行われましたが、いずれの課題でも興味深い結果が出ましたので、質問やコメントが参加者から多く出され、大変盛り上がりました。
 「夏の体験入学」の参加者からは、これまで6名が総研大に入学しています。体験入学生の中から、これからの核融合研究を背負い、そして核融合発電を実現に導く研究者が現れることが大いに期待されます。


以上

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