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平成25年10月2日
第17サイクルのプラズマ実験を開始しました
大学共同利用機関法人 自然科学研究機構
核融合科学研究所
 

 大型ヘリカル装置(LHD)の第17サイクルプラズマ実験を本日開始しました。平成10年の実験開始以来17回目の実験期間となることから、第17サイクルと呼んでいます。本年度のLHDプラズマ実験は、10月2日から12月25日までの延べ13週間を予定しています。この間に約7,000回のプラズマ放電実験を行い、全国の大学・研究機関ならびに海外の共同研究者と共に、核融合エネルギーの実現に向けた高温プラズマの学術研究を推進していきます。
 LHDでは、本年1月より装置の改造・メンテナンス作業ならびに装置の信頼性を高めるための調整作業を進めてきましたが、それらも8月上旬に終了し、8月12日に真空排気を開始して本年度の運転をスタートしました。そして、9月4日より超伝導コイルシステムの冷却を開始し、予定どおり9月29日に−270度への冷却が完了しました。9月30日、10月1日には超伝導コイルの通電試験も無事終了し、本日、10月2日に第17サイクルプラズマ実験を開始したところです。実験終了後の超伝導コイルの昇温を含めた装置の運転期間は約半年間に及び、この期間をサイクルと呼んで1年に1サイクルの実験を行っていますが、実験開始年のみ2サイクルの実験を実施したため、16年目となる今年は第17サイクルとなります。
 LHDは我が国独自のアイデアに基づいて、らせん状にねじれたドーナツ形状の磁場を超伝導の電磁石で作り、これにより高温のプラズマを閉じ込める研究を行っています。今年の第17サイクルプラズマ実験では、前年度に引き続き、プラズマ性能をさらに向上させて、得られた高性能プラズマを詳細に調べ、将来の核融合エネルギーの実現に必要な高温プラズマに関する学術的解明を進めます。具体的には、高性能プラズマの長時間維持、高イオン温度状態の定常保持、比較的高い磁場における高圧力プラズマの実現などを目指すとともに、それらの学術的な理解を図っていきます。
 実験は安全を最優先に進めます。LHDの基本情報は本研究所ホームページをご参照ください。また、第17サイクル実験の進捗状況については、研究レポートとしてホームページ上の本欄で報告させて頂くと共に、これまで通り、配信登録をいただいている方へはメールでもお知らせします。
 第17サイクル実験を安全に遂行し、大きな成果が得られますよう、ご協力、ご支援の程、どうぞよろしくお願いいたします。

 

以上