10月6日(金)、LHD超伝導システムが励磁回数1000回を達成しました
核融合プラズマの実現とその応用を目的として、大型ヘリカル装置(LHD)を用いた高性能プラズマの閉じ込め研究を実施しています。この度、平成18年10月6日の通電で、LHD超伝導システムが1000回目の励磁を達成しました。平成10年3月の実験開始から9年間で1000回の励磁を達成したことは、共同利用研究所として、研究者に装置を安定かつ恒常的に提供する責務を果たす成果として高く評価されています。同時に、大型超伝導システムの長期間に渡る高い信頼性を実証したことは、核融合炉実現のための重要な炉工学研究成果と言えます。
LHDの超伝導システムの第1回目の励磁は、平成10年3月23日に行われました。その後、超伝導コイルを極低温の-269度の超伝導状態に維持した長期連続運転を8年間に9回実施しています。平成18年8月より10回目の冷却運転を開始し、9月28日からコイルを超伝導状態に維持した運転を継続しています。プラズマ実験日(毎週火曜日〜金曜日)には、毎朝超伝導コイルに電流を通電し(励磁)、実験終了後の夕方にコイルの通電を停止します(減磁)。各運転サイクルでの超伝導状態維持期間及び励磁回数を超伝導システムの信頼性を示す稼働率と共に表1に示します。運転期間中の適切な制御と監視、メンテナンス期間中の徹底した保守・改良により、超伝導システムの信頼性は年々向上し、第7サイクル以降は99%超える高い稼働率を達成しています。このことが安定な長期連続運転の実現と今回の励磁回数1000回の達成に貢献しています。
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