サイエンスフェス2026に参加しました

庄司 主

 核融合科学研究所は、2020年に自然科学研究機構と土岐市との間で締結された連携協力協定に基づき、これまでに土岐市で開催された、子どもたちに科学への興味や科学等に親しむイベント「土岐で科学を学ぶ日」、「ブック&サイエンスフェス」へ参加・協力してきました。
 2026年は「サイエンスフェス」だけでなく、「第2回のびたフェスタ」、「親子理科教室」との合同開催となり、9月27日(日)に土岐市産業文化振興センター・セラトピア土岐の大ホールで開催されました。当日の天候はあいにくの雨でしたが、会場には多くの子ども連れのご家族が来場し、終日たいへんな賑わいでした。
 核融合科学研究所からは「自然科学研究機構広報展示」をはじめ、「蛍光実験」と「プラズマ実験」の2つの科学実験の実演、「プラズマボールの展示」、「絵本やおもちゃから広がる科学の不思議と未来のエネルギー」の出展に加えて、科学工作「紙とんぼ」と「ドットライナー」を行いました。いずれのブースもほとんど来場者が絶えることなく、多くの子どもたちや保護者の皆さまにご参加頂きたいへん盛況でした。

実験の様子
工作の様子

 また今年は、自然科学研究機構 生理学研究所 視覚情報処理研究部門の米田泰輔(よねだたいすけ)助教をお招きし、「脳のふしぎを見てみよう」と題した講演を午前と午後に計2回にわたり実施していただきました。


 講演では、参加者の腕に小さな電極を取り付け、筋肉を動かした際に発生する微弱な電気信号を観察する実験が行われました。普段は目にすることのできない神経の働きを実際に“見る”ことができる体験に、会場の皆さんは強い関心を示し、脳や神経のしくみについてのユニークで分かりやすい説明に熱心に耳を傾けていました。
 さらに、講演終了後には、「広報展示」のブース内においても実験を実演していただきました。実演を見た参加者からは次々と質問が寄せられて、脳科学への関心と興味が強く感じられました。

 そして今年も、核融合科学研究所のマスコットキャラクター「ヘリカちゃん」も会場に登場しました。

 ダンスを披露したり、来場者とともに記念撮影などを楽しんだりして、多くのご家族との交流を深めていました。
 科学実験や工作、講演、展示を通じて、子どもたちが科学の面白さや不思議さに触れる貴重な機会となりました。核融合科学研究所は今後も地域との連携と交流を大切にしながら、未来を担う子どもたちに科学への興味を育んでもらう活動に積極的に取り組んでいきます。

(プラズマ・複相間輸送ユニット 准教授)