HOME > 重水素実験について > 核融合科学研究所重水素実験安全評価委員会

重水素実験について
核融合科学研究所重水素実験安全評価委員会

  第四回の安全評価委員会が平成19年4月21日(土)午前9時30分から午後3時まで研究所において開催されました。今回の委員会では、重水素実験時の周辺環境評価と測定機器、地震等の災害・事故時の対応等についての説明と審議が行われ、引き続き実験施設の視察が行われました。朝からの委員会開催のため多くの委員が前夜から宿泊されての委員会参加となりました。出席された委員は13名(4名欠席)で、他にオブザーバーとして自治体から4名の方が出席されました。本委員会は公開しており、今回も10名の方が傍聴されました。審議の様子は報道関係者にも公開され、2社が取材に来られました。

 委員会では、最初に第三回委員会会議要旨(案)の確認が行われ、一部修正の後、了承されました。続いて、研究所から前回提示した「大型ヘリカル装置における重水素実験の安全管理計画(案 Version 3 )」の説明補助として資料が提示され、これに基づき説明が行われました。今回の委員会では以下の項目について審議が行われました。

  1. 重水素実験時の周辺環境評価と測定機器
  2. 地震等の災害・事故時の対応等
委員会審議の後、大型ヘリカル実験棟のLHD本体室、本体地下室と放射性物質の保管エリア(予定)について現地視察が行われました。

 委員からは、発生するトリチウム(三重水素)について、その量が微量であるため、他の環境中のリスクとの比較を行い、バランスの取れた管理計画をするべきとの意見が多く出されました。また放射線障害防止法に基づく管理区域を設定するに当たっては、しっかりと管理が出来るように管理区域の範囲を適正化すること、管理体制と組織を慎重に検討すること等の意見が出されました。また、研究所の管理計画は発生する線量が微量であるが、大変しっかり作成されていること、住民への理解活動を並行して行うことが重要であることが強調されました。
 今回、研究所が提案している安全管理計画全体の審議が一通り終わったことから、委員会は中間報告書作成への作業に入ることになりました。次回の開催は5月下旬以降を予定しており、それまでに中間報告書(案)を委員長を中心にまとめる旨が片山委員長から説明されました。

第4回写真

委員会についてのQ&A

配付資料

資料1 核融合科学研究所重水素安全評価委員会(第3回)会議要旨(案)
資料2 重水素実験安全管理計画説明 version3
13. 周辺環境評価
  14. 災害・事故時の対応等
  14. 災害・事故時の対応等 (補助資料)



当日の会議録