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実験関連報告

令和2年度防災訓練を実施

 自然科学研究機構核融合科学研究所(岐阜県土岐市)は、9月23日(水)に、土岐市南消防署の協力を得て防災訓練を実施し、職員や学生など412名が参加しました。
 訓練は、9時30分に南海トラフを震源とする震度6弱の地震が発生し、研究Ⅱ期棟6階給湯室より電気火災による出火、研究Ⅰ期棟2階階段で職員が足を踏み外し負傷したという想定の下、危機管理指揮本部内に災害対策本部を立ち上げて実施しました。
 訓練では研究所の職員で構成される自衛消防隊が、研究棟や管理・福利棟などアカデミックゾーンを担当する「本部隊」と、大型ヘリカル実験棟などの実験ゾーンを担当する「地区隊」に分かれ、岐阜県・三市(土岐市、多治見市、瑞浪市)等の関係機関への通報、電気・ガス・水道等のライフライン状況確認、実験設備の高圧ガス・危険物質等における安全確認の活動を迅速に行い、併せて負傷者の救護、電気火災への初期対応等を行いました。
警戒態勢の解除とともに訓練が終了し、引き続き、土岐市南消防署員の指導の下、消火器と屋内消火栓の取扱い訓練を行いました。
 今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止策として、隊員は各班ごとに分散集合しました。また、隊員以外の所員が一時避難場所に集合する「一斉避難訓練」は取りやめ、「安否確認メール」による、安全の確認を行いました。消防署からは、「新型コロナウイルスの状況下ではあるが、今一度防災意識の向上を目指してほしい。」との講評がありました。

災害対策本部の様子 負傷者の救護訓練を行う自衛消防隊
災害対策本部の様子 負傷者の救護訓練を行う自衛消防隊
土岐市南消防署員指導による消火器及び消火栓の取扱い訓練 土岐市南消防署員指導による消火器及び消火栓の取扱い訓練
土岐市南消防署員指導による消火器及び消火栓の取扱い訓練