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実験関連報告
平成24年度実験室内消火訓練を実施

 核融合科学研究所では、毎年、大型ヘリカル装置 (LHD)の実験中に火災が発生したことを想定した消火訓練を実施しています。今年は、超伝導コイルへの通電実験中の平成24年10月15日(月)に実施しました。
 訓練は、大型ヘリカル実験棟内のLHD上部の6.5Uポートという場所からの出火を想定して行いました。今回は、チェックシートを使って火災発生時の一連の対応の確認を行い、制御室から的確な指示が出せるようにしました。
 16時47分に火災報知器を模擬発報させて訓練を開始し、インターロックによる実験停止動作の確認、実験責任者の指示による安全確保と緊急時の措置が実施された後、現場対応班が入室して消火活動を行い、17時00分に模擬鎮火しました。鎮火までの一連の行動について、指示系統、状況確認等の手順ならびに消火体制の確認がスムーズに行われました。また、緊急連絡体制に従った関係部署への模擬連絡も迅速に行われました。
 訓練には、約120名の実験関係者が参加し、非常時の対応を確認しました。

photo:空気呼吸器を着用し炭酸ガス消火器を持って出火場所に向かう班員
空気呼吸器を着用し炭酸ガス消火器を持って出火場所に向かう班員

photo:制御室スクリーンでチェックシートを確認する実験責任者と制御室連絡員
制御室スクリーンでチェックシートを確認する実験責任者と制御室連絡員