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実験関連報告

平成26年度実験室内消火訓練を実施

 核融合科学研究所では、毎年、大型ヘリカル装置 (LHD)のプラズマ実験期間中に、消火訓練を実施しています。今年の訓練は、プラズマ実験の第2週目にあたる平成26年11月11日(火)から11月14日(金)にかけて、毎朝9時15分から行いました。後半の2日間の訓練は、2016年度から実施が予定されている重水素実験を想定して行われ、各日とも70名を超える実験関係者が参加しました。
 訓練は、プラズマ実験中に本体室内のLHD上部のコイルから出火したとして、火災報知器を模擬発報させて開始しました。制御室では、実験責任者の指示により、安全確保や装置停止など非常時の措置が取られるとともに、緊急連絡体制に従った関係部署への模擬連絡が行われました。本体室では、職員で構成した自衛消防隊の隊員が、制御室からの指示により、模擬出火現場での初期消火活動やLHD関係装置の状況確認などを迅速に行いました。
 一連の対応状況は制御室に掲示されたチェックシートに集約され、訓練終了後にはミーティングを行って、非常時の指示系統や状況確認の手順などについて改めて確認しました。

炭酸ガス消火器による初期消火活動を行う自衛消防隊隊員

訓練後のミーティングでチェックシートを参考に非常時の対応を再確認