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実験関連報告

平成29年度LHD消火訓練を実施

 核融合科学研究所は、平成29年度大型ヘリカル装置(LHD)消火訓練を8月2日に実施しました。この訓練は、LHD実験期間中に毎年実施しており、今年度の訓練には、所内から約200名の実験関係者が参加しました。
 訓練は、重水素実験中に本体室内の大型ヘリカル装置(LHD)付近の実験用装置から出火したとして、火災報知器を模擬発報させて開始しました。制御室では、実験責任者の指示により、安全確保や装置停止など非常時の措置が取られました。本体室では、職員で構成した自衛消防隊のうち現場対応班が、制御室からの指示により、模擬出火現場での初期消火活動や、LHD関係装置の状況確認等を迅速に行いました。
 一方で、火災発生後すぐに、情報を一元化し緊急の対応を図るため、危機管理指揮本部を立ち上げました。危機管理指揮本部は、自衛消防隊と連携を取りながら、近隣自治体や監督官庁等への模擬通報訓練等を行いました。
 一連の対応状況は、制御室に掲示されたチェックシートに集約され、訓練は予定どおり終了しました。終了後、竹入康彦所長から、「実際の手順に従って迅速に行動ができていた」、「報告はより大きな声ではっきり行う方がよい」等の講評がありました。

photo:初期消火活動に向かう自衛消防隊 photo:制御室のチェックシートで手順を確認する様子
初期消火活動に向かう自衛消防隊 制御室のチェックシートで手順を確認する様子