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実験関連報告

平成30年度LHD消火訓練を実施

  核融合科学研究所は、平成30年度大型ヘリカル装置(LHD)消火訓練を11月27日に実施しました。この訓練は、LHDプラズマ実験期間中に毎年実施しており、今年度の訓練には、所内から約200名の実験関係者が参加しました。
 訓練は、重水素実験中に本体室内のLHD付近の実験用装置から出火したとして、火災報知器を模擬発報させて開始しました。制御室では、自衛消防隊地区隊長の指示により、安全確保や装置停止など非常時の措置が取られました。本体室では、職員で構成した自衛消防隊のうち地区隊現場対応班が、制御室からの指示により、模擬出火現場での初期消火活動や、LHD関係装置の状況確認等を迅速に行いました。また、今回は、土岐市南消防署消防隊を、管理区域内の火災現場まで誘導する訓練も行われました。
 一方で、火災発生後すぐに、情報を一元化し緊急の対応を図るため、危機管理指揮本部が立ち上げられました。危機管理指揮本部は、自衛消防隊と連携を取りながら、近隣自治体や監督官庁等への模擬通報訓練等を行いました。
一連の対応状況は、ホワイトボードに記載され、訓練は予定どおり終了しました。終了後、土岐市南消防署からは「円滑に訓練を実施できた」「重要な報告事項は色分けしてホワイトボードに記載したほうが良い」等の講評がありました。

初期消火活動を行う自衛消防隊 訓練終了後、土岐市南消防署からの講評を聞く参加者ら
初期消火活動を行う自衛消防隊 訓練終了後、
土岐市南消防署からの講評を聞く参加者ら