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実験関連報告

令和元年度LHD消火訓練を実施しました

 核融合科学研究所は、令和元年度の大型ヘリカル装置(LHD)プラズマ実験期間中の消火訓練を土岐市南消防署の協力を得て、10月4日に実施し所内から約120名の実験関係者が参加しました。
 訓練は、重水素実験中に大型ヘリカル実験棟本体室のLHD近傍の設備から小規模な出火をしたとして、火災感知器を模擬発報させて開始しました。制御室では、自衛消防隊地区隊長の指示により、安全確保や装置停止など非常時の措置が取られました。本体室では、制御室からの指示により、職員で構成した自衛消防隊地区隊現場対応班が、模擬出火現場での初期消火活動や設備の状況確認等を迅速に行いました。また、今回も土岐市南消防署消防隊を、管理区域内の火災現場まで誘導する訓練が行われました。
 併せて、情報を一元化し緊急の対応を図るため、火災発生後直ちに立ち上げられた危機管理指揮本部は、自衛消防隊地区隊と連携を取りながら、地元自治体等関係機関への模擬通報等の訓練を行いました。
 一連の対応状況は、制御室と危機管理指揮本部のホワイトボードに記載され、訓練は予定どおり終了しました。終了後、土岐市南消防署からは「統制が取れていて、円滑に活動ができていた。実際には、突然、準備なく状況が変わることも想定されるため、訓練での行動を活かして、対応いただきたい。」との講評がありました。

初期消火活動を行う自衛消防隊 制御室で対応状況を確認する様子
初期消火活動を行う自衛消防隊 制御室で対応状況を確認する様子