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実験関連報告

令和2年度LHD消火訓練を実施

 核融合科学研究所は、令和2年度の大型ヘリカル装置(LHD)プラズマ実験期間中の消火訓練を土岐市南消防署の協力を得て、10月21日に実施しました。新型コロナウイルスの感染防止対策をとりながら行われた本年度の訓練には、所内から約130名の実験関係者が参加しました。

 訓練は、重水素実験中に大型ヘリカル実験棟本体室のLHD付近の実験設備から小規模な火災が発生したという想定の下、危機管理指揮本部を立ち上げて実施しました。自衛消防隊地区隊本部が置かれた制御室では、地区隊長の指示により、安全確保や装置停止など非常時の措置がとられました。本体室では、地区隊本部からの指示により、職員で構成した地区隊現場対応班が、模擬出火現場での初期消火活動や、設備の状況確認等を迅速に行いました。また、消防署消防隊を、管理区域内の火災現場まで誘導する訓練も行いました。

さらに、情報を一元化し迅速な対応をとるため、危機管理指揮本部は、地区隊本部と連携を図りながら、地元自治体等関係機関への模擬通報訓練等を行いました。一連の対応状況はホワイトボードに記載され、訓練は予定どおり終了しました。終了後、消防署からは「他の施設と比べると危機管理意識が高い、今後も危機管理意識を高く持って行動していただきたい。」との講評がありました。

炭酸ガス消火器による初期消火活動を行う自衛消防隊員 訓練終了後、土岐市南消防署員の講評を聞く
参加者
炭酸ガス消火器による初期消火活動を行う
自衛消防隊員
訓練終了後、土岐市南消防署員の講評を聞く
参加者