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実験関連報告

平成28年度LHD消火訓練を実施

 核融合科学研究所では、毎年、大型ヘリカル実験棟本体室内で火災が発生した場合を想定した消火訓練を実施しています。3月7日から実施が予定されている重水素実験を想定して、2月10日に今年度の訓練が行われ、所内から約200名の実験関係者が参加しました。
 訓練は、重水素実験中に本体室内の大型ヘリカル装置(LHD)付近の実験用装置から出火したとして、火災報知器を模擬発報させて開始しました。制御室では、実験責任者の指示により、安全確保や装置停止など非常時の措置が取られました。本体室では、職員で構成した自衛消防隊の隊員が、制御室からの指示により、模擬出火現場で初期消火活動やLHD関係装置の状況確認等を迅速に行いました。
 一方で、火災発生後すぐに、情報を一元化し緊急の対応を図るために危機管理指揮本部を立ち上げ、自衛消防隊と連携を取りながら、近隣自治体や監督官庁等への模擬通報訓練等を行いました。
 一連の対応状況は、制御室に掲示されたチェックシートに集約され、訓練終了後には土岐市南消防署から「緊張感を持って訓練ができた」旨の講評がありました。

炭酸ガス消火器による初期消火活動を行う自衛消防隊隊員
炭酸ガス消火器による初期消火活動を行う自衛消防隊隊員