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実験関連報告

平成29年度防災訓練を実施

 核融合科学研究所は、11月6日(月)に、土岐市南消防署の協力を得て防災訓練を実施しました。職員や学生など所員317名の参加がありました。
 訓練は、震度6弱の大地震が発生し、研究所構内の食堂厨房で負傷者が発生し出火したという想定で行われました。9時30分に緊急地震速報を鳴動させ訓練を開始、地震等の災害時に設置する災害対策本部を立ち上げました。職員で構成する自衛消防隊の隊員は、統括管理者の指揮の下、構内全体の総務、研究棟や管理・福利棟などを担当する「本部隊」と、大型ヘリカル実験棟などの実験施設を担当する「地区隊」に分かれ、関係機関への通報、電気・ガス・水道等のライフライン状況確認、実験設備の高圧ガス・危険物質等における安全確認の活動を迅速に行いました。また、隊員以外の所員は、研究所構内に指定された避難場所へ速やかに避難しました。
 10時20分に、負傷者の搬出、火災の鎮火及び所員の安否の確認が完了し、警戒態勢の解除とともに防災訓練が終了、引き続き、所員による屋内消火栓と消火器の取扱い訓練が行われました。土岐市南消防署からは、「緊急時には、指示を待つことなく、自発的に行動してほしい。」との講評がありました。また、竹入康彦所長からは、所員に対し「全所員が自発的に行動できるようになるために、更に習熟していってほしい。」との挨拶がありました。

災害警戒本部 負傷者搬送訓練
災害対策本部の様子 負傷者搬送訓練を行う自衛消防隊