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プレスリリース
本研究所の後藤基志准教授が第2回自然科学研究機構若手研究者賞を受賞

平成25年6月16日

 

 本研究所ヘリカル研究部の後藤基志准教授が、「絶対分光計測と非平衡原子モデルによるプラズマ診断の研究」によって、第2回自然科学研究機構若手研究者賞を受賞しました。
この賞は、自然科学研究機構が、エイベックス・エンタテイメント株式会社から、天皇陛下御即位20周年を祝う奉祝歌「太陽の国」の収益の一部の寄附を受け、新しい自然科学分野の創成に熱心に取り組み、成果をあげた優秀な若手研究者を表彰することを目的として創設したものです。
 今回の受賞では、高精度の分光計測と衝突輻射モデルと呼ばれる計算モデルによる核融合プラズマの定量的分光研究の手法を確立させたこと、特に、プラズマ中心部の粒子発生率を初めて実験において明らかにした業績が評価されました。この研究により、粒子輸送研究の新たな展開が期待されます。
なお、受賞式と受賞記念講演は、平成25年6月16日に、日本科学未来館みらいCANホール(東京)にて行われ、多数の一般の方々にもご参加いただきました。

受賞者による記念撮影
(後藤准教授は前列左2人目)
後藤准教授による記念講演

後藤 基志(ごとう・もとし)

自然科学研究機構核融合科学研究所准教授。工学博士。京都大学大学院工学研究科。1996年核融合科学研究所助手。同研究所助教を経て、現職。