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プレスリリース
プラズマ実験回数が150,000回に到達

 核融合科学研究所では、1月11日、大型ヘリカル装置(LHD)におけるプラズマ実験回数が150,000回(ショット)に到達しました。
 プラズマ実験は、毎年実験期間中の火曜日から金曜日の9時から18時45分まで、通常1日に100回程度行われています。制御室に集まった所内外の関係者らは、記念すべき150,000ショットのプラズマが大型モニタに映し出される様子を感慨深げに見守っていました。その後、記念撮影を行い、営々と続けられてきた実験を振り返りました。
 LHDでの実験は、平成10年にファーストプラズマを点火させて以来、今年度で20年目となります。これまでに、核融合発電を見通せるイオン温度1億2千万度のプラズマを、ヘリカル型装置として世界で初めて生成するなど、核融合研究において世界を牽引する成果を挙げてきました。今後も、プラズマのイオン温度と電子温度1億度の同時達成を目指すなど、核融合発電の実現に向けた研究を積み重ねていくことを、研究者らは改めて確認しあっていました。
 また、研究所も、平成元年の設立後、今年で30周年を迎えます。2019年には、記念式典、記念講演会など多数のイベントを企画していますので、よろしくお願いいたします。

実験関係者らによる150,000ショット記念写真

実験関係者らによる150,000ショット記念写真