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高校生向けアウトリーチ活動に関する講演会を開催

 核融合科学研究所は、平成29年11月14日(火)に「理科教科書とプラズマアウトリーチ活動との接点」と題して、プラズマ核融合のアウトリーチ活動に造詣の深い京都大学エネルギー理工学研究所の門 信一郎准教授を講師にお招きして、高校生向けアウトリーチ活動に関する講演会を開催しました。

 これは、中学・高校における現行の理科教育でプラズマ及び核融合反応がどのように取り上げられているかを知ることにより、高校生に対してどのような広報活動を行えばよいか学ぶことを目的として開催したもので、教育連携活動に携わる研究者をはじめ、所内から約60人が参加しました。

 講演では、現状の学校教育におけるプラズマ現象の説明と、研究者のアウトリーチ活動における説明には異なる点もあり、生徒の理解を困難にさせているとの問題提起や、プラズマ現象の例示には、時代の流れに追従できる科学リテラシーが必要であるなどの具体的提言が複数ありました。

 講演終了後には、現行の中学・高校の理科教科書の実物を前に、講師を囲んで活発な意見交換が行われるなど、アウトリーチ活動に必要な知識や心構えを確認する有意義な機会となりました。

講演する門准教授