HOME > 広報活動 > イベント > 創立30周年記念式典・祝賀会を開催

イベント

創立30周年記念式典・祝賀会を開催

 2019(令和元)年5月25日(土)、セラトピア土岐(岐阜県土岐市)において、核融合科学研究所創立30周年(土岐市移転22周年)記念式典・祝賀会を開催しました。
研究所が創設されました平成元年5月から、今年の5月で30周年を、また、名古屋市から土岐市への移転を終えた平成9年7月から今年の7月で22周年を迎えることになります。
記念式典には、文部科学省の白須賀貴樹文部科学政務官、佐伯浩治研究開発局長、新井知彦研究開発戦略官や、国会議員をはじめとする来賓の方々、地元自治体関係者、国内外の共同研究者など約250名のご臨席を賜りました。
 式典冒頭で竹入康彦所長が式辞を述べ、小森彰夫自然科学研究機構長の挨拶の後、子供の頃から核融合に大変興味・関心を持っていたという白須賀政務官から、研究成果の今後への期待や地元自治体の研究所への支援に対する謝辞などご祝辞を賜りました。続いて、古屋圭司衆議院議員からは、核融合を国家的プロジェクトとして推進するので、研究所には引き続き頑張ってほしいとの激励のお言葉を、また、森英介衆議院議員からはITER計画・BA活動への貢献に対する賞賛のお言葉を、さらには渡辺猛之参議院議員からは、今後も世界最先端の核融合研究を推進してほしいとのお言葉をいただきました。地元の加藤淳司土岐市長、初代所長である飯吉厚夫中部大学理事長・総長、Michael Tendler研究所顧問及びDavid Gatesプリンストンプラズマ物理研究所部長からも、この30年間の研究の発展や交流に対するご祝辞を賜りました。その後、松尾清一名古屋大学総長から「日本の研究大学は、将来、世界をリードできるか-名古屋大学の挑戦-」と題した記念講演をしていただきました。
 記念式典に続いて、同会場にて記念祝賀会が開催されました。ご来賓の挨拶の後、第3代所長の本島修中部大学学事顧問・ITER名誉機構長の乾杯のご発声で開宴した祝賀会では、地元関係者や、これまで研究に携わってきた名誉教授と設立時の思い出・苦労話など、今後の成果に夢を馳せた会話が終始和やかに交わされていました。
 また、当日は記念式典等に先立ち、創立30周年を機に設立した「核融合エネルギー研究推進基金」への多額の支援をしていただいた方々に対して、感謝状及び特別記念品の贈呈、芳名を記載した銘板の披露を行い、感謝の意を表しました。
 令和という新しい時代を迎え、所員一同、決意を新たにして、研究所の更なる発展と核融合エネルギーの実現へ向けて邁進して参ります。また、皆様からいただきました貴重な基金を活用いたしまして、核融合研究を推進するための人材育成事業等を推進して参ります。
今後ともご支援並びにご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

所長式辞 白須賀政務官祝辞
所長式辞 白須賀政務官祝辞
松尾総長による記念講演 ご来賓の方々
松尾総長による記念講演 ご来賓の方々
式典会場の様子
式典会場の様子(約250名のご臨席を賜りました)
記念祝賀会での懇談 核融合エネルギー研究推進基金銘板披露
記念祝賀会での懇談 核融合エネルギー研究推進基金銘板披露