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古代の色

 研究所の貯水池に珍しいお客さんが来ていました。アオサギ(青鷺)です。青いサギなので青鷺と呼ばれるようになったと思いますが、このサギ、青いですか?どう見ても灰色でしょう。よく調べてみると面白いことが分かりました。図書館で広辞苑を取り出し、「あお」を引いてみました。最初にこう書かれています。「一説に、古代日本語では、固有の色名としては、アカ、クロ、シロ、アオがあるのみで、(中略)本来は灰色がかった白色をいうらしい」まさしく青鷺の色は古代のアオ色と一緒です。青鷺は昔から日本にいて、古代の人が名前を付けたのでしょう。
(2019年3月1日)

古代の色</h2>
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