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プレスリリース

令和2年8月27日

大学共同利用機関法人自然科学研究機構
核融合科学研究所

令和2年度における大型へリカル装置(LHD)のプラズマ実験計画について(お知らせ)

 自然科学研究機構 核融合科学研究所(岐阜県土岐市 所長・竹入康彦)は、令和2年度における大型ヘリカル装置(LHD)の第22サイクルのプラズマ実験を令和2年10月15日(木)から開始しますので、お知らせします。(実験開始は新型コロナウイルス感染症対策により、当初の10月上旬の開始予定から変更になっています。)第22サイクルのプラズマ実験では、第4年次の重水素ガスを用いた実験(重水素実験)の実施を初日から予定しており、下記スケジュール等については、8月上旬から現在までに地元自治体等へ通知したところです。
 研究所の重水素実験について、市民の皆様のご理解と地元自治体等関係者のご協力をいただき誠にありがとうございます。お陰をもちまして、昨年度に実施した第3年次の重水素実験において、高いイオン温度8,000万度を保ったまま電子温度を1億5,000万度まで高めることに成功し、重水素によるプラズマが高性能化する「同位体効果」により、軽水素プラズマでは実現できなかった温度領域に到達することができました。これにより、イオンと電子の温度が共に1億2,000万度以上となるプラズマを、ヘリカル型装置で実現するというLHDの目標に向けて研究を大きく前進させることができました。
 本実験サイクルでは、イオンと電子の温度が共に1億2,000万度を超える核融合炉級プラズマの実現を見据えて、LHDプラズマの更なる高温度化を目指すとともに、プラズマ閉じ込めの同位体効果研究などの学術的な研究を推進します。
 併せて、実験の安全性を最優先事項として、本実験サイクルにおいても機器の保守点検、安全講習会、巡視等の実施、及び万が一の事故に備えた緊急連絡・対応の訓練を実施するとともに、24時間体制で監視を行っていきます。(機器の保守点検等の作業は、新たに整備した「新型コロナウイルス感染予防対策マニュアル」に従って行っています。)また、放射線関連データや実験の進行状況を随時ホームページ上で公開する等、今後も引き続き情報公開に努めてまいります。

  1. 実験期間 令和2年10月15日(木)~令和3年2月18日(木)(予定)
    (うち、重水素実験 10月15日(木)~令和3年1月22日(金)(予定))
  2. 実験時間 原則として、平日の火曜日から金曜日までの9:00~18:45
    ※月曜日にも実験を行う場合があります。