市民学術講演会

COVID-19
治療薬開発に向けた取組み

西田 基宏

九州大学大学院薬学研究院 生理学分野 教授
自然科学研究機構 生理学研究所(生命創成探究センター)
心循環シグナル研究部門 教授

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核融合科学のチャレンジ

吉田 善章

自然科学研究機構 核融合科学研究所長
総合研究大学院大学 教授

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[主催] 大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 核融合科学研究所/国立大学法人 総合研究大学院大学 核融合科学専攻

[後援] 岐阜県/岐阜県教育委員会/土岐市/多治見市/瑞浪市/中部ESD拠点協議会 ※中部ESD拠点は国連大学に認定されています。

ご参加をお待ちしております。

Lecture 1

COVID-19
治療薬開発に向けた取組み

14:00~15:00

 武漢で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が発見されてから2年が経過しました。ワクチン接種者数も増え、一定の効果が見えつつあるものの、新たな変異株の出現により、COVID-19パンデミック収束の兆しが全く見えてきません。私たちは、COVID-19重症化の原因を解明し、その原因分子を標的に、重症化や後遺症を軽減・改善できる治療法の開発を進めています。
 本講演では、私たちが取り組む新興ウイルス感染症対策研究、特にCOVID-19治療薬開発や、重症化・後遺症の予防・治療を見据えた最新の研究成果を紹介いたします。

Lecture 2

核融合科学のチャレンジ

15:15~16:00

 「地上の太陽」というキャッチフレーズで語られる核融合研究は、同時に「なかなか実現まで遠い研究」という評判も背負っています。いったい何が難しいのか、その内実をお話しましょう。私たちは、難しいことにこそ魅力を感じます。こう言うと、難しいのを良いことに、いつまでものんびりやっているのではないかと疑われるかもしれません。しかし、難問への挑戦が楽しいのは、思いがけない発見が生まれ、新しい景色が開けてくるからです。核融合科学から生まれた発見のいくつかを紹介し、難しくも楽しい研究現場を知っていただきたいと思います。

お問い合わせ

核融合科学研究所 対外協力係 TEL 0572-58-2016 (平日8:30~17:15)
E-mail shiminkouen@nifs.ac.jp