科学技術広報研究会のメディア向け合同プレゼン会
に参加しました

  7月8日(金)、オンラインにて開催された第21回科学技術広報研究会(JACST)合同プレゼン会に参加し、「水素化社会と核融合研究」という題で、メディア向けの発表を行いました。

  科学技術広報研究会は、研究機関や大学の広報担当者からなる全国組織です。科学技術広報に関する情報交換を行っており、年に一、二度、メディア向け合同プレゼン会を開催しています。このプレゼン会では、単なる研究紹介にとどまらず、番組企画につながるようなトピックをメディアに提供する場となっています。この会は、広報効果が高く、実際に番組企画になった事例があります。また、このプレゼン会への出席がきっかけで、BSフジの「ガリレオX」という番組の取材を受け、実際に放映されたことが以前にもあります。

  当日は、研究機関・大学から11件の発表があり、新聞・テレビ・番組制作会社など約30のメディアが出席しました。

  今回、核融合科学研究所の平野直樹教授の研究内容を、「水素化社会と核融合研究」という題で紹介しました。カーボンニュートラルで持続可能な社会の実現に向け、水素を利用する取り組みが広がりを見せていること、その水素化社会に向けて核融合科学研究所が貢献していることについて紹介しました。同研究所についても簡単に紹介し、平野教授のプロフィールや、9月10日(土)のオープンキャンパスの公開講座・学術講演会で、講師を務めることにも触れました。参加者からは「水素製造施設というのが、世界には何か所くらいあるのか」、「水素エネルギーはどれくらい使用されているのか」などの質問があり、メディアの高い関心が伺えました。

  今後もメディアが関心を持つような研究内容を提供していきたいと思います。

(矢治健太郎 研究力強化戦略室)