2025年8月31日、イオンモール土岐において、「まちかどサイエンス・ラボ」を開催しました。この企画は、街中で開催する、ワークショップ(理科工作教室)をメインとしたイベントで、子供たちを含め広く一般の方に科学の不思議、楽しさに触れてもらうことを目的としています。今回が第3回目となる、まちかどサイエンス・ラボは、夏休みに最も子供たちが集まる場所の一つであるショッピングモールを開催場所としました。実際、多くの子供連れのご家族が訪れていました。
ワークショップでは「シャカシャカ発電機」を製作しました。およそ10分で完成する簡単な工作で、約180名の参加者が楽しみました。完成後は、紙コップの中の石をシャカシャカと振り、その振動によって圧電素子が発電し、LEDが点灯する様子を体験しました。科学実験コーナーでは、電子レンジで、蛍光灯やヘリウム、ネオン、キセノンなどのガスを封入したガラス管を加熱し、光るプラズマを発生させました。子供たちは、明るく輝くプラズマに驚いて、歓声を上げていました。研究紹介コーナーでは、大型ヘリカル装置(LHD)の1/25模型と写真パネル(フォトグラファーの林 佑樹氏撮影)を用いて、核融合研究の必要性、現状、将来展望について説明しました。近所の方の中には研究所のことをご存じない方も多くいましたが、「未来社会にとって大切な研究をしているのですね」とご理解いただけました。
核融合科学研究所では、積極的に街に出向き、誰でも楽しめるイベントを通して、研究内容の説明を行ってまいります。まちかどサイエンス・ラボもその一環です。もし街で私たちに出会ったら、気軽に声をかけてください。一方、研究所は、一年を通しての施設見学者受入と年1回のオープンキャンパス(一般公開)を通して公開してまいります。ぜひ、研究所にも足をお運びください。
(広報室長)



