核融合科学研究所プラズマシミュレータ(スーパーコンピュータ)愛称募集
核融合科学研究所プラズマシミュレータ(スーパーコンピュータ)愛称募集

核融合科学研究所プラズマシミュレータ(スーパーコンピュータ)
愛称募集について

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2020年5月29日

「プラズマシミュレータ」の愛称決定について

このたび核融合科学研究所の所長を中心に構成された所内の愛称公募選考委員により、全国からの応募(約200件)の中から、秋田県在住の男性からの案である
【雷神】(読み方:らいじん)
とすることとなりました。
たくさんのご応募、誠にありがとうございました。

愛称となった「雷神」は日本の民間信仰において雷を司る神を意味しています。
雷はプラズマの一形態であり、雷を操る雷神のごとく高温プラズマを自在に制御するための研究を行っている当研究所の、雷光のごとく一瞬の間に膨大な計算を行うことができる、新スーパーコンピュータにふさわしい愛称です。
また、「雷神」は俵屋宗達筆の風神雷神図屏風などの国宝に表現されてきた古くからの東洋美術のモチーフであることから、海外の方々からの知名度も高く、日本発のスーパーコンピュータの愛称に適していることから選考しました。

なお、新プラズマシミュレータは2020年6月運用開始予定としていましたが、新型コロナウイルス感染症拡大による製造および現地作業の遅延により、運用開始が当初予定より遅れる見込みとなりました。
新しい運用開始予定日が決まりましたら、あらためてお知らせします。

また、今後本格的なスーパーコンピュータの運用開始に合わせて、プラズマシミュレータの筺体(コンピュータラック)側面に愛称にふさわしいデザインを施す予定としております。

「プラズマシミュレータ」について

核融合科学研究所では、複雑な核融合プラズマの振る舞いを解析・予測するため、「プラズマシミュレータ」(スーパーコンピュータ)を駆使したシミュレーション研究を行っています。この度、2020年6月に、新しい「プラズマシミュレータ」として、10.5ペタフロップスの演算性能を持つベクトル型スーパーコンピュータを導入することになりました。

 新しい「プラズマシミュレータ」は…

ダイバータタングステン中の水素の拡散 ダイバータタングステン中の水素の拡散
LHDプラズマのミクロな揺らぎの構造 LHDプラズマのミクロな揺らぎの構造
プラズマ中の磁力線のつなぎ替え時の粒子の運動
LHDプラズマ中の電子の圧力の揺らぎと捕捉イオンの軌道 LHDプラズマ中の電子の圧力の揺らぎと捕捉イオンの軌道

本ページ掲載内容に関するお問合せ窓口

核融合科学研究所総務企画課総務係(
 ※愛称の応募状況や結果に関するお問合せにつきましては、お答えいたしかねますのであらかじめご了承ください。