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平成22年5月31日

核融合科学研究所−名古屋工業大学 合同セミナー

 

  大学共同利用機関法人 自然科学研究機構
 

核融合科学研究所

 

 

  核融合科学研究所(NIFS)と名古屋工業大学(NIT)は、共同研究等を通じた連携・協力活動を行っています。今回は、5月12日に開催された第2回NIFS-NIT合同セミナーのご報告と共に、NIFS-NIT連携・協力活動についてご紹介します。


  核融合科学研究所(NIFS)と名古屋工業大学(NIT)は、セラミック関係で共同研究を続けてきましたが、これらの共同研究をより一層幅広く強力に進めると共に教育関係の連携も深めるため、平成21年7月8日に名工大の分室のある多治見市クリスタルプラザにおいて、連携・協力の推進に関する基本協定を締結しました。この協定に基づいて連絡協議会を設置し、連携・協力活動を推進するためにNIFS-NIT合同セミナーを年一回程度開催することとしました。セミナーは、双方の研究及び教育内容の理解を一層進め、共同研究や教育連携を幅広く進めることを目的としています。
  第1回のNIFS-NIT合同セミナーは、平成21年10月15日に核融合研において開催されました。計算機シミュレーション分野、セラミック分野、材料物性分野に関して双方から発表が行われ、セラミック・材料物性分野関連で新たな共同研究が立ち上がりました。また、この共同研究に関連して、名工大の学生を特別共同利用研究員として核融合研が受入れることになりました。
  去る5月12日に、第2回NIFS-NIT合同セミナーが名工大で開催されました。セミナーでは、セラミックの焼結にも用いられているマイクロ波加熱による物質創成や材料関連の大規模計算機シミュレーション等の発表と議論が活発に行われました。名工大の学生も多数合同セミナーに参加しましたので、連携・協力活動の面白さや新たな研究の展開の一端が学生にも伝わったことと思います。この合同セミナーと前後して、名工大の学生をインターン(研修生)として核融合研で受入れることが協議され、今年度後期(10月)からの受入れ準備が進んでいます。研究面に加え、研究と関連した教育面においても、核融合研と名工大の連携・協力がより一層推進されることが期待されます。
  名工大の学生には、土岐市や多治見市を始めとする東濃地域の出身者も多いことから、こうした名工大との連携・協力活動を通じて、地域のセラミック技術や人材育成等に核融合研が貢献できるのではないかと考えています。





以上

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