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平成23年2月2日

第14サイクルプラズマ実験を終了

 

  大学共同利用機関法人 自然科学研究機構
 

核融合科学研究所


 平成10年の運転開始以来、14回目となる今年度の大型ヘリカル装置(LHD)のプラズマ実験(第14サイクル)を1月27日(木)に終了しました。第14サイクル実験は10月14日に開始し、この間、7,000回を越えるプラズマ放電を行い、国内外の大学を中心とした先生方や研究者と共同して実験および研究を進めました。これらにより、将来の核融合エネルギーの実現に向けて、さらに前進することができる成果をあげられました。特に、プラズマ性能の向上や高温プラズマの複雑な現象を普遍的な物理の法則として理解するためのデータを得ることができました。この第14サイクル実験で得られたデータをさらに詳しく調べ、その内容を吟味して、できるだけ早く研究成果として公表していきたいと思います。
 現在、LHDはマイナス269度(絶対温度4度)まで冷やしていた超伝導磁石を室温に戻す運転を行っています。それが終了する2月中旬からは、来年度の実験に向けて、保守点検作業に入ります。
 プラズマ実験期間中は見学に制限がありましたが、今夏に予定されている第15サイクルプラズマ実験開始までは、LHDを間近にご覧いただけますので、ご来所をお待ちしております。


以上

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