Black Hole & LHD

開催日

2021年12月19日(土)

時間 14:00~

事前申込不要

市民学術講演会

本配信はGoogle chrome最新版での視聴を推奨しております。また、講演会は無料ですが、オンラインにかかる通信料はご参加者様のご負担となりますのでご了承願います。

Lecture1  14:00~14:55
 『地球サイズの電波望遠鏡が明らかにする巨大ブラックホールの姿』

皆さんは、ブラックホールとはいったいどんな天体か知っていますか?めちゃくちゃ重たい?光さえも抜け出せない?銀河系の中心にあるとかないとか?2019年の春、そんなブラックホールの姿を国際プロジェクトのイベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)が史上初めて捕えて、その写真を公開しました。写真の中心部になんと穴の開いたドーナッツ状の構造が写っていました。この中心の暗い穴こそがブラックホールの影で、ブラックホールからは光さえ脱出できないことを視覚的に表しています。本講演では、国際プロジェクトの一員である講師が、この写真の意義や撮影の過程などについて分かりやすく解説します。

地球サイズの電波望遠鏡が明らかにする巨大ブラックホールの姿
自然科学研究機構 国立天文台 水沢VLBI観測所長・教授 本間 希樹
自然科学研究機構 国立天文台 水沢VLBI観測所長・教授
総合研究大学院大学・東京大学大学院 教授
本間 希樹
Lecture2  15:15~15:45
 『核融合 - 地上での実現を目指す宇宙のエネルギー -』

地球のいのちの源である太陽のエネルギー、夜空に輝く星のエネルギー、これらはすべて核融合により生み出されています。138億年前のビッグバンにより誕生した宇宙で絶え間なく作られている核融合エネルギーをこの地上で実現できれば、人類は恒久的なエネルギーを得ることができます。核融合科学研究所の大型ヘリカル装置(LHD)では、プラズマのイオン温度が1億2千万度を達成するなど、核融合炉の実現に向けた研究が進められています。本講演では、核融合エネルギーの原理とLHDの最近の成果と今後の展望についてお話しします。

核融合 - 地上での実現を目指す宇宙のエネルギー
自然科学研究機構 核融合科学研究所長 竹入 康彦
自然科学研究機構 核融合科学研究所長
総合研究大学院大学 教授
竹入 康彦

ご参加をお待ちしております。

お問合せ

核融合科学研究所 対外協力係
TEL 0572-58-2016 2019 (平日8:30~17:15)
E-mail shiminkouen@nifs.ac.jp