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2015 オープンキャンパス

2015 オープンキャンパス

 プラズマエネルギーって一体何?と思うかもしれませんね。プラズマというのは物質を作っている原子までもが更にばらばらになり、原子核(イオン)と電子に分かれた状態のことです。宇宙にある目に見える物質は太陽や恒星も含めてほとんどがプラズマ状態で、逆に言うとプラズマでない地球のような物質の方が珍しいのです。このプラズマの中で軽い原子核同士がくっつくと大きなエネルギーを出す(核融合反応と呼びます)ので、太陽のような光る星が在るのです。そうです、プラズマはエネルギーを生み出すことが出来ます。でもそれには数千万度というとてつもなく高い温度が必要です。そこで、エネルギーが出るところまでプラズマの温度を高めよう、というのが私たちの行っている研究です。
 オープンキャンパスでは研究所で行っているプラズマを中心とした核融合研究の最前線をご紹介します。どうしたらプラズマからエネルギーを取り出すことが出来るのか、必要となる様々な原理や技術を、大人から子供まで分かり易く楽しく知っていただこうと、聞いて、見て、触ってわかる沢山のイベントを用意しました。1億度のプラズマを作る世界最大の超伝導実験装置「LHD」の見学や、自分で体験できるロボット工作、科学実験教室もあります。研究所のマスコットが近くのゆるキャラくん達と一緒に皆さんをお迎えしたりもします。是非楽しい1日を過ごしてください。
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