プロジェクト型寄附の募集を開始しました

 核融合科学研究所では、社会的波及効果の高い特定のプロジェクトを支援するため、目標金額及び募集期間を定めて実施する「プロジェクト型寄附」の募集を以下のとおり開始しました。皆様のご支援をよろしくお願いします。

 これらのプロジェクトは、文部科学省寄附ポータルサイトのキックオフ課題として採択され、当該サイトに掲載されています。



1. 「めざせ、地上の太陽」プロジェクト ~究極の耐熱材料をめざして~

 核融合研究は、地上に小さな太陽を作り、そこから出るエネルギーを利用して電気を起こすことを目的としています。核融合科学研究所には、装置の内部を1億度以上に加熱できる核融合実験装置があります。

 本プロジェクトでは、レーザー加工を施したタングステン複合材料を開発し、従来にない耐熱材料を実現します。これにより、核融合装置の安全性向上、品質向上を通じて、核融合エネルギー実現に貢献します。

  • 目標寄附金額:5,000,000円
  • 募集期間:2022年10月20日~2025年3月31日
  • 関連するSDGs:目標7(エネルギー)、目標9(インフラ、産業化、イノベーション)

      

2. 国産モバイルレーザーで世界をもっと快適に!プロジェクト

 私たちの生活にはモバイルフォンや車載ディスプレイなどの電子製品は欠かせませんが、最近では、こういった電子製品の部品として樹脂などの透明材料が使われるようになりました。それに伴って、樹脂材料の高効率な溶着や切断、さらには微細な加工が求められるようになっています。

 本プロジェクトでは、透明材料の加工に適した中赤外波長で発振する小型で低コストなレーザー光源を使い、高性能な樹脂フィルム切断装置を開発します。これにより、次世代型電子デバイスの開発が加速し、皆様の生活がより快適なものになります。

 さらに、本プロジェクトで作製するレーザー光源を搭載した治療器具を開発することで、将来的に医療・生体分野への貢献を目指します。

           
  • 目標寄附金額:5,000,000円
  • 募集期間:2022年10月20日~2025年3月31日
  • 関連するSDGs:目標9(インフラ、産業化、イノベーション)