LHD
高温プラズマ物理研究系では、プラズマの温度、密度等の高精度な計測を担当しています。LHDにおける物理実験と、測定したデータの解析を通して環状磁場に閉じ込められたプラズマの様々な物理現象を調べています。
LHDでは、1億度を超える高温プラズマを作り、その性質を調べています。このような高温の物質の測定には、様々な種類の測定器を使用します。それらの多くは、プラズマが出す光や粒子を測ったり、プラズマに電波や粒子 を入射して、その変化の様子を調べるものです。これまでに、右図に示すように60種類以上の測定器を開発し、研究に用いています。これらの計測器を用いてプラズマ中の電子やイオンの温度や密度を測ったり、プラズマの 様々な性質を調べたりしています。一つの物理量を複数の計測器を用いて測定することによって、プラズマの詳細な空間分布情報や、時間変化など、より信頼性の高い測定が可能となっています。
大型ヘリカル装置実験室内の主要な計測装置の配置図
大型ヘリカル装置実験室内の主要な計測装置の配置図