2021年6月19日(土) 14:30~16:00 (リモート会議)
概 要
専門家3名と一般の皆さん(抽選)で、最新技術についてQ&Aを繰り広げるイベントです。当日チャットで質問することも可能です。何となくわかったつもり?のもやもやを、一緒にこのイベントを通じて解決しましょう!
- 申込の締め切り:15名まで可能(締め切り)
- 抽選の結果連絡:
1次抽選:6月4日(金)16:00までの申し込み / 6月9日(水)までにメールにて回答
2次抽選:6月4日(金)16:00以降の申し込み / 6月14日(月)までにメールにて回答
- 接続情報の連絡:6月15日(火)までにメールにて連絡
- 申込の締め切り:6月18日(金)17:00
- 接続情報の連絡:6月15日(火)以降メールにて連絡
接続情報のご連絡について、当日分をとりまとめ翌日中にご連絡することになりますので、ご了承願います。最終日6月18日(金)17:00までの分は、その日中にご連絡いたします。
トピックス
司会:横山雅之(核融合科学研究所)
高校の物理の授業で核融合発電のことを聞いて、先生のその一言で核融合の研究者になろうと決めました。それから4半世紀以上たっていますが、いろいろな謎や難問に挑戦しながら研究を続けています。「夢のエネルギー」と言われる核融合発電が現実のものになろうとしていること、核融合研究が産み出している最先端技術やそれらを用いた新しい社会の構築など、ワクワクする内容が盛りだくさんのイベントで、当日は司会者として皆さんが質問しやすいようにお手伝いをします。ひょっとしたら、このイベントが皆さんのこれからの人生の起点になるかも知れませんね。
1 核融合発電から持続可能な社会への貢献:芦川直子(核融合科学研究所)
資源が限られている地球で、地球温暖化の問題解決に向けた動きの一つとして持続可能な社会に向けた活動が進められています。最近では、カーボンニュートラルという言葉も新聞で多く見るようになりました。核融合発電は、カーボンニュートラルの社会実現に向けた重要な技術の一つとして注目されています。それはエネルギーの生成自体ではCO2が発生しないからです。現在の生活において電気は必要不可欠ですが、不自由なく電気を使っているのになぜ新たな核融合を利用した発電方法が必要なのでしょうか?是非質問してください。
2 水素化社会と超伝導テクノロジー:平野直樹(核融合科学研究所)
リニアモーターカー、強磁場コイルなど、超伝導テクノロジーは身近になりつつあります。現在、超伝導コイルを冷やすにはヘリウムガスを使っていますが、これを水素に置き換えようという計画も進んでいます。水素発電を軸にした社会構築に併せて多様な水素の使い方、また超伝導テクノロジーを使った飛行機の実現など、多様な応用が検討されています。超伝導ってリニアだけじゃないよ、水素にすると何がすごいの?最新技術についてぜひ質問してください。
3 国際プロジェクト(ITER)から核融合エネルギーの実現へ:大前敬祥(ITER機構、フランス)
「夢のエネルギー」とされていた核融合エネルギーですが、いま着実な進歩が得られています。その一つとして南フランスで実規模の核融合プラント(ITER)の建設が順調に進んでいます。これは日本の実験炉でもあって、日本の企業が製作した高精度な部品が着々と現地へ届く度に世界的なニュースでも取り上げられています。人類の共通の目的の為に、世界各国で協力して地上に太陽を作る、その最新情報をぜひ聞いてください。日本の研究者がまだ知らない情報を、誰よりも一早く聞くことが出来るかもしれませんよ。
予習資料
1 核融合発電から持続可能な社会への貢献:芦川直子(核融合科学研究所)
文部科学省のWEBサイトに「核融合エネルギーの実現に向けて」というタイトルで分かりやすい情報が掲載されています。
プラズマ・核融合学会のWEBサイトに「核融合・プラズマに興味のある皆さんへ」というタイトルで基本情報が掲載されています。
おもちゃのようですが、核融合発電の燃料である重水素(D、ピンク)、三重水素(T、ブルー)イオン(電気的にプラスの特性を持つ)の物理としての要点は押さえています。1:17で互いにぶつけますが、くっつきません。ナゼでしょう? 日本語訳は残念ながらありませんが、見ていて楽しいですね。
2 水素化社会と超伝導テクノロジー:平野直樹(核融合科学研究所)
日本が取り組む水素エネルギー利用例を具体的に紹介しています
カーボンニュートラルな社会実現に向け、水素を「つくる」「ためる・はこぶ」「つかう」という流れを分かりやすく紹介しています。
水素化社会と超伝導技術の、現在の取組の一旦と今後について紹介します。
3 国際プロジェクト(ITER)から核融合エネルギーの実現へ:大前敬祥(ITER機構、フランス)
英語のYouTube資料です。字幕を付けて⾒ることが出来ます。動画の4:00頃にインターンシップ⽣として活躍した横⼭友泉さんのトークもあります。
主催:大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 核融合科学研究所
共催:国立大学法人 総合研究大学院大学
後援:一般社団法人 プラズマ・核融合学会 / 国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 / 一般社団法人 日本物理学会
協賛:公益社団法人 日本表面真空学会
お問合せ
〒509-5292 岐阜県土岐市下石町322-6 核融合科学研究所 総務企画課 対外協力係
0572-58-2222 0572-58-2601
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