
温度を上げると、核融合反応は起こりやすくなります。この図は、温度と核融合反応率(=反応の起きやすさ)の関係を示したものです。こうした関係から、核融合炉に必要な温度が見積もられます。
重水素と三重水素の反応(D–T反応)では、約1億〜1.5億度の温度が必要です。ただし、温度を上げれば上げるほど反応率が増えるわけではなく、最適な温度領域が存在します。
一方、先進的な核融合反応である重水素とヘリウム3(D–3He)や重水素同士(D–D)の反応は、D–T反応に比べて反応率が一桁以上低いため、10億度以上のより高い温度が必要となります。
さらに、水素(陽子)とホウ素の反応(p–11B)では、30億度以上という非常に高い温度が必要になると考えられています。