核融合へのとびら

スライド資料

磁場閉じ込め方式の代表例

磁場閉じ込め方式の代表例
解説

ドーナツ状のプラズマ(図のピンク色の部分)を閉じ込める磁場方式は、核融合炉における最有力候補の一つです。

ドーナツ状のプラズマは外周へ広がろうとする性質があるため、それを抑えるには磁力線をねじり、外側へ行くプラズマを内側へ戻す工夫が必要となります。

この工夫の方法として、いくつかの磁場閉じ込め方式が考案されました。コイルにはねじれを与えず、プラズマ中にトーラス方向の電流を流して磁力線をねじる「トカマク型」、そしてコイルそのものをねじって磁力線をねじる「ステラレータ型」があります。「ヘリオトロン方式」は、このステラレータ型の代表的な一方式です。