核融合へのとびら

スライド資料

核融合炉内部のラジアルビルド

核融合炉内部のラジアルビルド
解説

核融合プラズマで発生した中性子は、電荷を持たないため磁場の影響を受けず、真っ直ぐ外側へ飛び出します。この中性子を炉の壁で減速させると、運動エネルギーが熱エネルギーに変わり、その熱を冷却材で取り出して発電に利用します。この役割を担うのが、プラズマの周囲に配置された「ブランケット」と呼ばれる壁です。プラズマを包み込むように配置されることから、「毛布(Blanket)」という名前が付けられています。

核融合炉の壁は、次のような層構造になっています。

【真空容器】
炉内を高真空に保つ気密構造

【シールド】
中性子やガンマ線を減衰させ、外側の超伝導コイルなど重要機器を放射線から護る層

【ブランケット】
中性子を吸収して熱を発生させる層。リチウムを含み、三重水素(トリチウム)増殖を行う。

【第一壁】
プラズマに最も近い壁で、強い熱や粒子の衝突を直接受け止める部分

なお、第一壁・ブランケット・シールドなどを含めた構造全体を、広い意味で「ブランケット」と呼ぶこともあります。