
核融合炉のプラズマの性能を評価する指標の一つに「エネルギー閉じ込め時間」があります。これは、プラズマが高温になっている時間そのものではなく、プラズマに蓄えられたエネルギーがどれだけ逃げにくいかを表す時間尺度です。
紙コップ、やかん、魔法瓶に同じ量、同じ温度のお湯を入れると、熱の逃げやすさが違うため、冷める速さが異なります。魔法瓶ほど熱が逃げにくく、お湯の温度を長く保つことができます。
プラズマもこれと似ています。エネルギー閉じ込め時間が長いほど、プラズマに蓄えられたエネルギーが逃げにくく、核融合反応に適した高温の状態を保ちやすくなります。
核融合プラズマの性能は、温度、密度、エネルギー閉じ込め時間の三つを組み合わせて評価します。