核融合へのとびら

スライド資料

一人の年間電気使用量たりに必要な燃料と排ガスの量

一人の年間電気使用量たりに必要な燃料と排ガスの量
解説

核融合発電のメリットとして、燃料の軽さと排ガスの無害性が挙げられます。

核融合発電では、日本人1人が1年間に消費する電力を、わずか重水素0.1 gとリチウム0.3 gでまかなうことができます。これに対し、石炭火力発電では約3トンもの石炭が必要となり、その輸送にも膨大なエネルギーがかかります。

排ガスについても大きな違いがあります。核融合発電で発生するのは無害なヘリウムだけで、1人分の年間電力をまかなった場合でもわずか0.4 gにすぎません。一方、石炭火力発電では約7トンもの二酸化炭素が排出され、これが大気中に放出されれば地球温暖化を大きく促進してしまいます。