核融合科学研究所

アーカイブ室/核融合科学研究所

2025年度 第2回
「自然科学系アーカイブズ研究会」
プログラム

3月11日(水)

バス︓多治見駅 13:10 発 ― NIFS 13:30 着

13:20 ~ 13:40 [オンライン参加者のための接続テスト]

開始

13:40 ~ 13:45 研究会について(開会の辞):高岩 義信(研究会(共同研究)代表者・KEK 史料室)

13:45 ~ 13:50 研究会の進め方について:村上 泉(核融合科学研究所・核融合アーカイブ室室長)

基調講演

13:50 ~ 14:40 古矢一郎(国立公文書館理事)
『TBA』

招待講演

14:40 ~ 15:20 早川 尚男(京都大学基礎物理学研究所教授)
『早川幸男:その生涯とプラズマ物理』

  • 概要

    早川幸男(1923-1992)は宇宙物理、特に宇宙線物理の進展に大きな貢献を残しただけでなく、科学行政においても大きな⾜跡を残している。本講演では、幸男の次男の目に基づき、1)幸男の生涯の概要、2)昭和20年における活動(長崎原爆調査を含む)、3)プラズマ研究所設立を含めた核融合事始め、4)核融合研に保管されている資料に基づき、昨年末に運用を⽌めた核融合研大型ヘリカル装置選定の経緯、等を話す予定である。

15:20 ― 15:50 休憩(宿泊手続き等)

招待講演

15:50 ~ 16:30 雨宮 高久(日本大学理工学部准教授)
『文献史料から探る日本における核融合研究黎明期の動向』

  • 概要

    本講演では、核融合科学研究所・核融合アーカイブ室などのアーカイブ機関に所蔵されている文献史料(歴史的資料)等に基づき、1950年代から1960年代にかけての日本における核融合研究の動向について概観する。
    なお、本講演の内容は科学研究費補助事業・若手研究「「核融合懇談会」から探る「研究者組織」発⾜のための要因に関する研究」(研究課題/領域番号:22K13030)およびこれまでに実施してきた核融合科学研究所共同研究(研究コード:NIFS24KIIQ009、NIFS22KIIV001、NIFS17KVXV012、NIFS15KVXV004等)の一環として行った調査・研究に基づくものである。


一般講演

16:30 ~ 16:50 難波 忠清(核融合科学研究所・核融合アーカイブ室 協力研究員)
『核融合アーカイブ室生い立ちの記』

  • 概要

    核融合アーカイブ室は、2005年1月に発足し、今日に至っている。しかし、アーカイブ室は2005年になって突如として生まれたのではなく、それ以前に、「アーカイブ」の意義を十分に理解して行われたか否かは別として、事実上のアーカイブ活動は開始されていた。それらの基盤の上に、それらの活動を継承・発展させた結果として、今日のアーカイブ室が存在する。本報告では、アーカイブ室発足前の事実上のアーカイブ活動及び発足後初期の活動について報告する。

16:50 ~ 17:10 菅 真城(大阪大学 ミュージアム・リンクス(アーカイブズ))

『国立大学法人大阪大学における法人文書の評価選別、移管、整理、保存、公開-レーザー科学研究所、核融合アーカイブ室、大阪大学百年史-(仮)』

  • 概要

    国立大学法人大阪大学における法人文書の評価選別について、法人文書管理規程の規定、評価選別基準の紹介、評価選別後の移管、整理、保存、公開について述べ、課題を析出する。大学共同利用機関法人における法人文書管理の参考になることが目的である。その上で、核融合科学研究所と研究内容に関係があるレーザー科学研究所の移管文書目録を提出する。さらに、法人文書には残りにくい研究データ管理についての大阪大学の取組、編纂予定の大阪大学百年史と核融合アーカイブズ室との関係について述べる。

17:10 ― 17:30 休憩(宿泊手続き等)

17:30 ~ 19:00 懇親会(⼟岐っ子)

バス
NIFS 19:23 発 多治見駅 19:40 着(直行便)
NIFS 20:59 発 多治見駅 21:18 着(最終)

3月12日(木)

バス︓多治見駅 8:30 発 ― NIFS 8:50 着

9:10 ~ 9:20 所長あいさつ 山田 弘司(核融合科学研究所所長)

一般講演(以下順序未確定)

9:20 ~ 9:40 菊谷 英司(KEK)

『KEK一般公開における史料室の活動』

  • 概要

    KEKで毎年で開催されている一般公開において行っている史料室の広報活動について報告する


9:40 ~ 10:00 菅原 寛孝(KEK・名誉教授(元機構長))

『International Relation of KEK』

  • 概要

    1980年から1990年までの高エネルギー物理学研究所の国際関係


10:00 ~ 10:20 堀 久仁子(自然科学研究機構国立天文台・研究評価支援室)

『「国立天文台学術情報リポジトリ」(仮称「天文書庫」)の構築』

  • 概要

    国立天文台では、研究成果のオープンアクセス化と学術情報の発信・流通の一層の強化に向けて、「国立天文台学術情報リポジトリ」(仮称「天文書庫」)を構築しています。国立天文台の研究成果や活動報告等の学術情報・学術資料(電子コンテンツ)を台内外から広く収集・保存し、インターネット上で公開・無償提供することを目的としています。
    リポジトリの構想から完成までにかなりの時間を要してしまいましたが、これまでを振り返り、年度内の運用開始に向けてご意見をいただけますと幸いです。


10:20 ― 10:40 休憩

10:40 ~ 11:00 中山 正敏(九州大学・名誉教授)

『吉岡斉アーカイヴ――利用者として』

  • 概要

    科学史科学社会の学者だった吉岡斉のアーカイヴが九大文書館にある。これを利用した者として紹介と問題点を述べる。


11:00 ~ 11:20 松田 慎三郎(大阪大学 核物理研究センター)

『科学と政策 核融合、感染症、環境エネルギー問題を通して』

  • 概要

    核融合の黎明期から今まで研究者の果たした役割を知る立場にいる筆者が研究者と政策の係わりについて述べる


11:20 ~ 11:40 菱木 ⾵花 (核融合科学研究所・核融合科学学際連携センター、一橋大学・大学院言語社会研究科、明治大学・政治経済学部)

『核融合アーカイブ室所蔵「伏見康治氏資料」の研究者資料アーカイブズとしての公開判断の方法と課題』

  • 概要

    本講演では、核融合アーカイブ室所蔵「伏見康治氏資料」「公開判断」の方法と結果についての報告と、それを踏まえた、研究者資料アーカイブズとしての公開とその先の活用を視野に入れたseries階層の編成記述の課題について示す。
    核融合アーカイブ室では、戦後日本の原子⼒科学・核融合科学の制度化の動きのなかで活躍した物理学者・伏見康治の個⼈資料や政策・大学行政に関するアーカイブ資料を「伏見康治氏資料」として保全・整理、公開を目指した作業を行っている。この作業のプロセスを経て、講演者は研究者資料アーカイブズとして「伏見康治氏資料」のseries階層の編成記述を新たに構築してきた。これによって、「公開判断」の作業における統一性・一般性を維持しやすくなることが見えてきた半面、「伏見康治氏資料」における独自性も現れてきた。目録作成において、記述の標準化を目指すことは、各コレクション独自の性格が見えづらくなるという懸念があるが、seriesの記述方法の議論を深めることで、標準性と独自性のいずれも利用者に伝えることのできる編成記述の構築に近づくことができると考える。本講演によって、自然科学系に留まらない、個⼈資料のアーカイブ活動における課題の一つである目録項目の標準化の理論と実践の両者にとっての解決に向けた新たな一方向 性を示したい。


11:40 ― 13:00 昼⾷・休憩

一般講演

13:00 ~ 13:20 加藤 茂孝(東京慈恵会医科大学・医学部・臨床検査医学 客員教授)

『病原体DNA検出のための古⼈⾻の保存とリスト作成』

  • 概要

    古人⾻のヒト遺伝子解析が新技術で可能になった(S.Paabo)ことから、さらに進んで、当時の⼈類が感染していた病原体のDNAが困難ながらも検出できるようになってきた。古⼈⾻の保存には酸性で湿度の⾼い日本の⼟壌は不適であり、日本での研究は停滞している。そこで、日本での研究を進めるために、古⼈⾻の保有リストを作成する必要がある。天然痘ウイルスを例に話題提供する。


13:20 ~ 13:40 工藤 栄(国立極地研究所教授・アーカイブ室室長)

『南極観測と歌』

  • 概要

    自然科学研究において歌が作られ、応援がなされ自身を鼓舞しながら進められたことは、極地観測ならではの事、極限環境で生きていきながら目的を果たそうとするヒトらしい活動なのかもしれません。当室に集まっていた南極観測にまつわる歌に関する資料から、南極観測に関する日本社会の様子、観測隊員の意気込みなどを感じる機会となる発表をしてみたいと思います。


13:40 ~ 14:00 笹木 翔允、雨宮⾼久(日本大学・理工学部)

『京都大学基礎物理学研究所共同研究「天体核現象」短期研究会に関する歴史的資料の分析』

  • 概要

    本発表では、核融合研究黎明期にあたる1955(昭和30)年2月と10月に京都大学基礎物理学研究所(京大基研)で開催された共同研究「天体核現象」の第1回および第2回短期研究会について、京大基研湯川記念館史料室所蔵の歴史的資料(史料)などから調査した結果を報告する。なお、本発表は令和7年度科学研究費補助事業・若手研究「「核融合懇談会」から探る「研究者組織」発⾜のための要因に関する研究」(研究代表者︓⾬宮⾼久、研究課題/領域番号︓22K13030)および令和7年度核融合科学研究所共同研究「歴史的資料に基づく核融合研究者コミュニティ発⾜の分析」(研究代表者︓⾬宮⾼久、研究コード︓NIFS24KIIQ009)の一環として行った調査・研究に基づくものである。


14:00 ~ 14:20 雨宮 高久(日本大学理工学部准教授)

『プラズマ・核融合研究に関するオーラル・ヒストリーの収集Ⅱ』

  • 概要

    本発表では昨年度に引き続き、核融合科学研究所初代所長・飯吉厚夫先生へのインタビュー実施に向けた準備状況を報告する。なお、本発表は令和7年度核融合科学研究所・一般共同研究・核融合科学学際研究「プラズマ・核融合研究に関するオーラル・ヒストリーの収集」(研究コード︓NIFS24KIIQ006)および令和7年度科学研究費補助事業・若手研究「「核融合懇談会」から探る「研究者組織」発⾜のための要因に関する研究」(研究課題/領域番号︓22K13030)の一環として行った調査・研究に基づくものである。


14:20 ~ 14:30 村上 泉(核融合科学研究所・核融合アーカイブ室室長)

『核融合アーカイブ室デジタルデータベースのご紹介』

  • 概要

    核融合アーカイブ室所蔵資料をデジタル化して格納したデータベースを令和6年度に構築しました。これについてご紹介します。

14:30 ― 14:50 休憩

14:50 ~ 15:20 ディスカッション

15:20 ~ 15:30 閉会のあいさつ︓ ⾼岩 義信(KEK 史料室)

終了

特別企画

15:40 ~ 17:10 LHD 見学[要事前申し込み:締め切り 3月6日(金)]

LHD(大型ヘリカル装置)は大学等におけるプラズマ・核融合の学術的研究を行う共同利用施設として1998年3月より実験を開始し、2025年12月に実験を終了し、引退しました。その最後の雄姿をご覧ください。

実験施設のアクセス制限区域内の見学になりますので、名簿の提出が必要です。見学希望の方は事前の申し込みをお願いします。申し込みは下記のアドレスにメールで3月6日(金)までにお願いいたします。
核融合アーカイブ室 archives☆nifs.ac.jp (☆を@に変えて御送信ください)

バス
NIFS 15:54 発 多治見駅 16:13 着
NIFS 16:54 発 多治見駅 17:16 着
NIFS 17:25 発 多治見駅 17:45 着(直行便)
NIFS 17:54 発 多治見駅 18:16 着