2025.3.18
「原型炉スクール」を開催しました六ヶ所研究センター
3月3日(月)・4日(火)の2日間、青森市文化観光交流施設 ねぶたの家ワ・ラッセにて、「日本の核融合原型炉に触れるスクール ~ものづくり、統合イノベーション~」を開催しました。
このスクールは、文部科学省の「原型炉実現に向けた基盤整備」の一環である「2024年度核融合科学研究所スクーリング・ネットワーキング事業」にて実施したものです。開催実行委員会は、量子科学技術研究開発機構(QST)六ヶ所フュージョンエネルギー研究所(QST六ヶ所研)、東京大学、核融合科学研究所六ヶ所研究センターからの参画で構成しました。
日本各地から、産業界を中心として100名超の方にご参加いただきました。基調講演(核融合研究の進展と高い日本の産業競争力、規格・基準策定の現状や主導計画など)、原型炉実現に向けた設計活動全般、原型炉の各種構成機器・機能の概要と、現状からのギャップに主眼を置いた研究課題を網羅する講義群、さらには、原型炉研究開発拠点であるQST六ヶ所研見学などでプログラムを構成しました。見学に際しても、QST六ヶ所研の皆様に多大なご協力をいただきました。ここに感謝申し上げます。
講義・講演後の活発な質疑応答や、コーヒーブレイクでの名刺交換など、参加者間の新たなつながりも大いに促進することができました。次回を期待する声も挙がりましたので、今後も、原型炉実現に向けたスクーリングやネットワーキングの企画立案・実施を進めていきたいと考えています。
