計測機器等共同利用について共同利用・共同研究
2021年12月1日
核融合科学研究所運営会議共同研究委員会
委員長 藤堂 泰
核融合科学研究所共同研究者の皆様
2007年のプラズマ・核融合学会年会特別企画において、大学の講座レベル研究室の研究活性化の一環として、核融合科学研究所(NIFS)から計測機器等を共同利用に供する制度ができないかとの提案が出ました。これを受けてNIFSは、核融合科学ネットワーク委員会の議論を経て、NIFS一般共同研究委員会の下に、計測機器等共同利用小委員会(以下、「小委員会」)を設置しました。小委員会の管理・運営の下、計測機器等の共同利用(貸出)が開始され、現在までに本制度を利用した多くの研究成果が生まれています。利用者も年々増加する中、LHDから取り外した計測機器の転用(有効活用)や新規購入により、貸出計測機器の充実も鋭意進めています。
2021年度より、申請をシステム化しました。
皆様方の積極的な活用を期待しております。なお、本制度に対するご意見・要望がありましたら、小委員会にお寄せ頂ければ幸甚です。
共同利用の方法
以下に、計測機器等共同利用申請方法、注意事項を説明します。
(計測機器等共同利用システム)
年度が変わって最初にログインする場合は、パスワードの再設定が必要です。
<システムの運用に伴う主な変更点>
- 共同研究費を研究代表者、所内世話人が管理するため、申請権限を代表者、世話人のみに変更しました。
- 高速度カメラなどの需要が高い機器を同月に2台同時に利用することが可能となり実験利用の幅が広がるようにしました。
- 先着順として年度末までの予定を設けることで、研究計画を立てやすくしました。
(申請)
- 計測機器等(以下機器)共同利用については、計測機器等共同利用システム(以下システム)から申請してください。
- 利用申請は年度末までの先着順です。
- システムへのログインは核融合科学研究所共同研究者認証システム(COLiD)のログインID、パスワードが必要です。システムへの登録後申請が可能です。共同研究統括システム(NOUS)とは異なりますのでご注意ください。
- 申請、申請の取り下げ、利用報告書の提出等はシステムから行ってください。メールでの提出は受付ができません。
- 申請は、計測機器等共同利用小委員会(以下小委員会)で審査し、審査月末までに承認通知メールが届きます。申請をしただけでは利用が認められたことにはなりません。
- 申請は、利用を希望する月の前月10日までに行ってください。
- 利用報告書の提出、機器の返却をもって同機器の次回予約が可能となります。
(申請対象者)
- システムを使って利用申請ができるのは、NIFS共同研究の研究代表者(以下代表者)、所内世話人(以下世話人)のみです。研究協力者が利用することは可能ですが、申請は代表者、世話人が行ってください。
(利用期間)
- 利用期間は機器ごとに利用保証期間が定められております。利用期間は1ヵ月単位で、最長、当該年度末までとなります。申請時に利用希望期間の入力が可能で、利用保証期間終了後も別の利用希望が無い場合には、利用希望期間までの使用が可能です。
- 利用希望期間を超えての延長利用については、利用期間最終月の11日以降に、翌月の利用者がいない場合に限り、延長申請が可能です。
- 利用開始月業務日から5日以内(土日祝日を除く)を目安に郵送します。1週間経過しても機器が到着しない場合はお問い合わせください。
- 利用期間終了月の最終業務日(土日祝日を除く)までに到着するよう返却してください。
(費用)
- 大学等の研究機関に所属する共同研究者は、機器の輸送にかかる費用のみの負担で、利用が可能です。共同研究費から費用支出される場合には、予算の確保を含め、代表者、世話人ともに事前の確認をしてください。
- 利用期間中に機器が故障した場合は、原則修理費用を負担していただきます。機器が到着しましたら、速やかに機器に異常がないかを確認してから利用を開始してください。不具合があった場合は連絡してください。機器到着時の報告が無かった故障、不具合については、利用中の故障と判断させていただく場合があります。
- 故障した場合は速やかに研究支援係までご連絡ください。
(免責事項)
- 利用が承認された機器であっても、機器の故障、メンテナンス等、小委員会の判断で貸出を中止する場合があります。その場合、代替機器の貸出等対応できないこともありますのでご了承ください。
- 機器の貸出業務の不備、中断、若しくは中止、又は貸し出した機器の不良、故障若しくは利用に伴う事故等によって利用者、利用者の事業又は利用者の施設・設備に損害が発生した場合でも、その賠償又は補償はいたしません。
(謝辞の記載)
- 本制度を利用した共同研究の成果発表にあたっては、以下の文例を参考に謝辞の記載をお願いします。
(和文) 本研究の遂行にあたり、NIFS計測機器等共同利用制度の支援を受けた。
(英文) This work was performed with the support of the NIFS Joint Use Program of Measurement Instruments.
要項およびルール
お問い合わせ
核融合科学研究所 計測機器等共同利⽤担当