核融合科学研究所

おしらせ

第25サイクルのプラズマ実験を開始しました

2024.3.13
大学共同利用機関法人 自然科学研究機構
核融合科学研究所
 

本日、核融合科学研究所では、大型ヘリカル装置(LHD)の第25サイクルのプラズマ実験を開始しました。1998年の実験開始から数えて25回目となる今回の実験期間は、本日3月13日から6月20日までを予定しています。

2017年から6年間実施してきた重水素実験は2022年度で終了し、今回の実験からは文部科学省の学術研究基盤事業の支援を受け、「超高温プラズマ学術研究基盤(LHD)計画」として、通常の水素(軽水素)等を用いたプラズマ実験を実施します。超高温プラズマを安定的に生成できるLHDを学際的な研究基盤として活用して、核融合に限らず、広く宇宙・天体プラズマにも共通する様々な複雑現象の原理に迫る国際共同研究を実施します。

LHD実験のスケジュールや実験速報は、LHDのホームページ にて公開しています。また、学術論文誌に掲載された研究成果の要点をわかりやすく説明したページも公開していますので、是非、ご一読ください。