核融合科学研究所

重水素実験について

核融合科学研究所重水素実験安全評価委員会<第25回>

重水素実験安全評価委員会(第25回)が、令和6年1月19日(金)に核融合科学研究所において、オンライン会議システム併用により開催されました。委員会には、8名の委員(現地3名、オンライン5名)と、オブザーバーとして関係自治体から4名(現地2名、オンライン2名)の方が出席されました。また、本委員会は公開されており、報道関係1社が取材に訪れました。

委員会は、片山幸士委員長(人間環境大学名誉教授)の進行により、議事に従い、研究所の長壁安全衛生推進センター長から「大型ヘリカル装置(LHD)における今後の安全管理体制等について」と題して、重水素実験終了後のLHDの放射線管理の考え方、放射線安全管理体制の変更、研究所敷地内及び周辺環境における放射線等のモニタリング(ガラス線量計及び環境水試料の採取とトリチウム濃度測定)、地元自治体への連絡体制、並びに令和5年度末から実施予定のLHDプラズマ実験スケジュール(予定)等について説明がありました。

委員から、地元自治体への連絡体制に関して、1月1日に発生した能登半島地震での通信状況を踏まえた質問があったほか、重水素実験が無事終了し、放射線の安全管理もしっかりと行われており評価できるとの意見がありました。また、モニタリングに関する今後の計画等について質疑があり、意見交換が行われました。

本委員会について、令和4年12月に重水素実験が終了し、LHDがRI規制法に基づく放射線発生装置に該当しなくなったことを考慮の上、今回の開催をもって終了し、今後のLHDに係る放射線管理については、研究所全体の放射線の安全管理を審議する放射線安全委員会にその機能を移すこととしました。また、これまでの経緯を引き継ぐため、片山委員長が放射線安全委員会に参加することとなりました。

議事

審議事項等

  1. 大型ヘリカル装置(LHD)における今後の安全管理体制等について
  2. その他

配付資料

♦ 当日の会議録