核融合科学研究所

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2025.12.17

核融合科学研究所・量子科学技術研究開発機構
スーパーコンピュータ「プラズマシミュレータ」
愛称決定について

「プラズマシミュレータ」の愛称決定について

核融合科学研究所(以下、核融合研)と量子科学技術研究開発機構(以下、QST)は、2025年7月から共同で運用を開始した、スーパーコンピュータ「プラズマシミュレータ」について、愛称を募集しました。

国内外から応募いただいた284件の中から、下記のとおり、愛称を決定しましたので、お知らせします。たくさんのご応募、誠にありがとうございました。

愛称

【双星】(読み方:そうせい)

採用者

愛知県在住 イチロー・モリタ氏

採用者コメント

双星(そうせい)とは連星のこと、あるいは織姫・彦星のことを指します。二つの研究機関が対となって共に輝く、というイメージです。また、「創生」とも掛けています

太陽などの恒星は、核融合反応によって輝いており、核融合プラズマの研究を推進するスーパーコンピュータとしてふさわしい愛称です。

核融合研とQSTが、連星のようにお互いに協力し、「プラズマシミュレータ」から新たな研究成果を「創生」できるよう願いをこめて、選考いたしました。

スーパーコンピュータ「プラズマシミュレータ」について

核融合研とQSTは、スーパーコンピュータシステム「プラズマシミュレータ」QST六ヶ所フュージョンエネルギー研究所に設置し、2025年7月から共同運用を開始しました。本システムは最新のCPUとGPUを搭載した3つのサブシステム(A, B, C)で構成され、理論演算性能として合計40.4ペタフロップスの計算能力を有しています。本システムを活用して、核融合研は、核融合プラズマをはじめとする多階層・複合物理系を対象として、スーパーコンピュータを用いた数値シミュレーション研究を行うことで、広く核融合プラズマの学理と応用に関する研究を加速させるとともに、大学共同利用機関として全国の大学・研究機関に最先端のスーパーコンピュータを用いた共同研究の場を提供します。QSTは、国際プロジェクトとして進めている核融合実験炉「ITER」計画幅広いアプローチ活動として進めているサテライト・トカマク(JT-60SA)計画事業における実験の精密な予測、運転シナリオの作成、およびカーボンニュートラルに貢献する原型炉の実現を加速する原型炉設計・研究開発の促進のための大規模数値計算を行います。

プラズマシミュレータ

本ページ掲載内容に関するお問い合わせ窓口について

核融合科学研究所総務企画課総務係
E-mail:soumu1[at]nifs.ac.jp)([at]を@にして送信してください)

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