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2022.3.7 トピックス

労働安全衛生に関する情報交換会(第17回)を開催ニュース(トピックス)

核融合科学研究所では、労働安全衛生(安全衛生法対応等)に関する情報交換会を、令和4年2月3日に開催しました。この会合は労働安全衛生法に基づく各機関の取組や活動状況及び課題等の情報交換を目的として、法人化後の平成16年度から毎年実施しており、有意義で活発な議論が毎回交わされています。今回も昨年に続き、新型コロナウイルス感染症の影響により、オンライン開催としましたが、全国の大学、大学共同利用機関等25機関から安全衛生に関わる技術職員を中心に事務職員、研究職員、大学等環境安全協議会評議員、及び労働衛生コンサルタントを交えた79名が参加しました。

当日は、吉田所長による開会の挨拶の後、8機関から延べ9件の報告があり、大学における自衛消防隊の活動、安全・衛生巡視、作業環境管理、化学物質の管理など、多岐にわたる内容について活発な意見交換が行われました。具体的には、コロナ禍の影響で十分なスタッフを確保できない中、限られた人数で効率的に職場巡視を実施している例や、活動が縮小されている防火・防災活動について、消防署と連携しながら検証した例などの報告がありました。また、その一方で、研究室で不要となった試薬リユースをITを利用して実現した例や、PID式ばく露モニターを利用したばく露評価についての報告など、新しい視点での安全衛生管理についての発表もみられました。

全ての発表終了後、研究所の榊原安全衛生推進部長から閉会の挨拶があり、盛会のうちに終了しました。昨年度に続き2度目のオンライン開催となりましたが、本情報交換会のように全国の大学、大学共同利用機関等の実務担当者が集まり、リアルタイムで意見交換できる場は非常に貴重であり、今回も有意義な情報交換会となりました。

大学・大学共同利用機関・高等専門学校等29機関、79名の参加者ら(一部)

大学・大学共同利用機関・高等専門学校等29機関、79名の参加者ら(一部)