核融合科学研究所

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セミナー・談話会 研究教育改善室

2025.6.12 NIFS談話会

第10回談話会では、千葉工業大学天文学研究センターの常田佐久氏をお招きし、「転換期を迎えた宇宙開発 ― 科学は何を目指すのか」と題した講演会を開催いたします。ぜひご参加ください。

参加登録方法
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※オンライン参加される場合はZoomの事前登録をお願いします。事前登録を行った後、接続URLとパスコードが電子メールにて配信されます。
日時
2026年7月14日(火) 13:30-15:40
場所
核融合科学研究所(管理・福利棟4階 第一会議室)/ Zoomハイブリッド開催
講師
常田 佐久
千葉工業大学天文学研究センター 主席研究員
講演タイトル
転換期を迎えた宇宙開発 ― 科学は何を目指すのか
講演概要
日本の宇宙開発の歩みを俯瞰しつつ、私自身がその中で歩んできた道のりと、そこで得た経験や見出した課題についてお話しします。あわせて、日本および世界の宇宙開発が現在直面している大きな転換期と、その先に広がる展望について考えます。
私はこれまで約40年にわたり、人工衛星、観測ロケット、大気球に搭載する太陽観測装置の開発に携わってきました。画像を取得するイメジャー、スペクトルを測定する分光器、偏光を観測するポーラリメーターなど、多様な観測装置を手掛け、その観測波長もX線から可視光まで広範囲に及びます。日本の宇宙開発黎明期に、限られた資源の中でどのようにプロジェクトを推進してきたのか、また国際協力が果たした重要な役割についても紹介します。こうした取り組みはNASAをはじめとする世界の太陽観測計画にも影響を与え、太陽物理学の発展と国際的な研究コミュニティの活性化につながりました。
近年、宇宙開発は政府主導から官民連携・民間主導へと大きく変化しています。世界では「New Space」と呼ばれる新興企業群への民間投資が急拡大し、地球観測や月探査などが新たな成長産業として注目を集めています。日本でも宇宙戦略基金の創設をはじめ、民間企業やスタートアップへの支援が強化され、宇宙産業の裾野は着実に広がりつつあります。
さらに、米国主導の月探査計画「アルテミス計画」において、日本は有人与圧ローバの開発など重要な役割を担っています。日本人宇宙飛行士2名の月面活動機会を含む日米実施取決めも締結され、日本人が月面に立つ時代が現実のものとなりつつあります。
本講演では、こうした新しい宇宙時代において、科学が果たすべき役割とその可能性について展望します。
講師略歴
1978年 東京大学理学部天文学科卒業
1980年 東京大学大学院理学系研究科天文学専門課程修士課程修了
1983年 同理学系研究科天文学専門課程博士課程修了、理学博士
1986年 東京大学東京天文台助手
1988年 東京大学理学部助手
1992年 同大学助教授
1996年 国立天文台太陽物理研究系教授
2013年 宇宙科学研究所所長
2015年 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 理事
2018年 国立天文台台長
2023年 岐阜かかみがはら航空宇宙博物館館長
2026年 千葉工業大学 天文学研究センター 主席研究員
日本の太陽観測衛星による研究プロジェクト「ひのとり」、「ようこう」、「ひので」に参画、指揮、牽引。
1996年 井上学術賞
2009年 日本天文学会林忠四郎賞
2019年 日本学士院賞
使用言語
講演:日本語、講演資料:日本語
参加費
無料
タイムテーブル
13:30–13:40 所長挨拶、講師紹介
13:40–15:10 講演「転換期を迎えた宇宙開発 ― 科学は何を目指すのか」
15:10-15:40 お茶会
お問い合わせ

核融合科学研究所 学術企画委員会 担当 柳 長門
nifs-meeting[@]nifs.ac.jp(送信時は[ ]を外してください)